[青島大学]
昨年7月まで7年間、中国大連にある遼寧師範大学と青島(ちんたお)大学に留学していた知人の秋吉謙一、素子夫妻の話を4月23日夕方広島市光町lds教会光ワードで聞いた。私はハルピンにいる時、大連と青島に二人を訪ねているが、是非関心のある人たちと共に中国の様子を聞きたいと思っていたのでこの催しが実現したことは実に嬉しいことであった。出席約40人。
[2011.06.12青島に夫妻を訪ねた時]
秋吉氏はまず、大連で空いていた教師用住宅を提供されるという厚遇を受けたことについて、日本人は丁寧に施設を使用するし、礼儀正しく、信頼できるという評判があったからと述べ、留学中反日的な人に出会ったことはないと語った。
授業は午前中、中国語、午後第二選択で書道、二胡を習うなど幅広く学び、また実践教育として10日間の大型旅行ができたということであった。(二人は旅行好きで世界遺産となった中国各地29個所を訪ねている。)真面目で熱心に学ぶ高齢者夫婦の留学生は珍しく、話題になって歓迎されたという。中国語運用能力を身に着けた夫妻は、食住を始め物価が安く、皆親切で慣れたら住みやすい、と年金生活の快適な選択肢として紹介していた。この点は私も同感である。
ただ、大気汚染が深刻化した時期に重なったことや、日本と比べて不慣れで不便な点もあると次のような点を指摘していた。水道水が飲めない。綿の濾過装置を使い煮沸して飲んだ(大連、青島とも)、トイレもなじめない、ゴミ出しは日本人が分別して出すので掃除の人に喜ばれる(物によっては売ってお金になる)、インターネットに検閲が入ることがあって時に不自由である、など。
なお、夫妻は熱心な末日聖徒で、大連でも青島でも外国籍の会員が集まる支部で毎週聖餐を取った。その時、パンの祝福は韓国語、水は日本語、集会の祈りは英語と国際的な環境を経験している。また、神殿訪問に熱心なアメリカ人が組んだ神殿訪問に加わって、台北、香港、ソウル神殿に参入している。その時、流暢とは言えなくても心を込めた秋吉兄弟の証し(英語)に、同行の会員たちが感激した話を披露された。
秋吉素子姉妹は、学業に刻苦勉励、早めに教室に行って黒板拭きを励行するなど模範生ぶりを発揮し(中国語で「学覇」と呼ばれた)、新聞・TVの取材を受けたことを披露した。日本人を代表するような気概であった、と述懐する。また信仰面で人一倍熱意を秘めた彼女は、いつか中国に宣教師が受け入れられる日が来ることを願う気持ちが心の底にあって、その日を一日千秋の思いで待っていると語った。・・ともあれこの留学経験はとても楽しく、有意義だった、そしてこの中国に親日的中国人が多い、と結んだ。
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場所は教会だったんすか??
>年金生活の快適な選択肢として紹介していた。この点は私も同感である。
心に留めておきます(^^)
あるいは環境対策で一役買うのも良さそう。
しかし、中国語難しそうです。
リトルTOKYOみたいなのあるんでしょうか?
ハルピンもそうでした。上海、大連などもそうだと思います。
最近、銀行が年金の振込先にと色々調査してくれたのでタイムリーでした。
中国は訪れたことがありませんが、韓国は仕事で何度もおとづれ反日イメージとは真逆の親切な方々ばかりでした。
中国も親日的だとのこと安心できます。
>しかし、なぜ中・韓だけが反日的なのか。
>それは中・韓に対する差別意識、優越感が
>招いたものなんでしょうね。
でも、今さっきあなたは韓国へ行ったが反日的ではなかったと言いましたね。自分が実際に行ってそう言う経験をしておきながら、どうして「韓国は反日なのか」などと 言えるのですか?ご自分の経験と正反対のことを言ってたワケですよね?
あなたの語る内容には全く信憑性を感じることができません。話題にあわせていつもテキトーなことを言ってるのではないかと思います。
もちろん、政治上での対立のことですよ。
たとえばアメリカでは人種差別は廃止され、黒人大統領まで生まれた。
政治の上ではそうなっていますが、地方に行けば人種的偏見の強い地域も未だにあるし、都市部でさえ犯罪が起こると黒人が最初に疑われる、そんな現実がある。
そのように政治と実際の民意は違うのだと?
時間があれば宗教についても触れたいと思ったのですが・・
特に青島ではクリスチャンに沢山出会いました。
末日聖徒の名を出すのを禁じられていましたので、クリスチャンだと名乗るととても親しく話をしてくれました。
伝道が許される日が来ることを夢見ながら・・中国語を忘れないように努めていましょう!
いつか沼野兄弟のお話もゆっくり伺いたいです。
でも、学び続けます。