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 I コリント13:1 は有名な聖句である。
 「たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、
もし愛がなければ、わたしはやかましい鐘や鐃鉢と同じである。」
(口語訳)

この訳「鐃鉢」は明治訳以来継がれている訳であるが、今日聞か
ない言葉である。国語辞典には「法会に使う二枚のさら形の銅製
の打楽器」とある。(鐃鉢は中国語訳「鈸」(ねうはち)から来て
いると思われる。旧新約全書1965年香港聖書協会発行、中国聖書
協会簡体字訳参照。)



英語訳は cymbal でわかりやすい。原語のギリシャ語は
κυμβαλον(クムバロン)でほぼ同じ語であることがわかる(cは初
め[k]と発音されていたと考えられる)。なお中国語の鈸 [ba]は
楽器の名(シンバルのような打楽器)とある。

口語訳は1955年に発行されたものですでに54年も経過したことに
なる。末日聖徒イエスキリスト教会(モルモン教会 日本)はいま
だこの訳に固執しているが、そろそろ新共同訳に移行してもよい
時期ではないだろうか。少なくとも教会員がそれぞれ自ら選べる
ようになれば前進である。

シンバルという外来語が日本語に定着しているのに昔ながらの鐃
鉢という誰も知らない古い訳語を留めるのは時代錯誤である。

参考: 米国聖書協会(1904)訳 鈸(ねうはち) 
新改訳(1970)  シンバル ; バルバロ訳(1957) どら


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
誤解 ()
2009-06-02 09:48:16
いやー恥ずかしい話ですが、長い事(今まで)「乳鉢」だと思ってました。
「にゅうばち」じゃなくて「にょうばち」なんですね。

ネットで調べると、仏教からの言葉みたいですね。


シンバル(英: cymbal)は、体鳴楽器に分類される打楽器の一つ。西洋音楽で使われる。つば広帽子の形に比較的薄く伸ばした金属でできた楽器である。もっとも基本的な奏法は同じ物を2枚用意して互いに打ち合わせるものである。同種のものはユーラシア大陸に広がっており、仏教に使われるものを鐃鉢(にょうはち)または鐃ばつといい、それと同じもので芝居に使うものを妙はつという。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AB

もっと勉強しないとね・・。
 
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