沼隈郷土文化研究友の会

広島県東部に位置する沼隈町は古代より瀬戸内海の中央(ヘソ)に当たり、
その郷土からの情報発信です。

「湖国近江再発見の旅」に参加して

2011年11月18日 | 報告

福山市文化財協会では、恒例の臨地研究旅行を
11月10日(木)~11月11日(金)にかけて
一泊二日の日程で実施されました。
今回も申込者が多くキャンセル待ちで参加されなかった
人も居ると聞き、ラツキーな感じで参加する事が出来ました。


[第1日目]平成23年11月10日(木)くもり
定刻午前7時に福山駅北口を出発し、途中広尾バス停で乗車後、
一路山陽道を東上しました。途中のトイレ休憩(吉備PA等)を挟みながら、


本日第1の目的地、「石塔寺」へ11時10分に到着しました。


        (石塔寺の石塔)

「石塔寺の石塔」を拝観し、本堂前での住職の解説の後、全員の記念撮影をしました。
その後、「伊勢屋」で昼食を採り、伊勢屋の前に流れる川(愛知川:えちがわ)
の名前がクイズの問題にあり、
皆さんそれぞれ伊勢屋のスタッフの方に聞いておられたのが
印象的でした。


                    (伊勢屋での昼食)

続いて、第2の目的地の「百済寺」へは、13時丁度に着き、
百済寺の拝観を致しました。


百済寺へは、途中の長い石段を登り、赤門・仁王門・本坊山門と廻り、
やっと本堂へ辿り着くことが出来ました。
仁王門での標高が、330mと木札があり、かなりの高度まで登って
来た事が、感じられました。

中世の山城城郭の遺構が残り、参道も興味深く登る事が出来ました。


           (百済寺の仁王門)

第3の目的地へは、「安土城址」14時50分到着し、
約20分遅れでした。


ボランティアガイド2名(日吉さん・小堀さん)の方が、すでに駐車場で
待っておられました。
早速、3班に分かれ、1斑は「信長の館」へ、残り2班は「安土城址」の
探索に行動を開始しました。



                       (安土城址 大手道での解説風景)

取り付く「大手道」は、急斜面を直線的に作られ、その大手道の左右には、
信長配下の武将達の館址が残り、その先からは大きく左に曲がり、
普通の勾配の坂道と変っていて、そこからは信長親族の館址となっていました。


その先からは、「黒金門址」・「二の丸址」・「本丸址」・「天主台址」
と石垣のみ残る城館遺構が残っていました。



    (安土城址 天主台を取り囲む塀の土台石垣)

それから、尾根伝いに「摠見寺跡」へ向かい、「摠見寺三重塔」や
「摠見寺仁王門」を巡って、「大手道」まで降りたのは、16時50分でした。
私達は、日吉さんの案内で、懇切丁寧な解説で「安土城址」全てが解かった
気分になりました。


        (摠見寺 三重塔)


途中、土産物店に寄る予定でしたが、「安土城址」の探索が延びたために、
パスし、本日の宿「木もれび」に到着したのは、18時を回っていました。


宿での夕食を済ませた後に、本館にある温泉を堪能し、恒例の座談会を
幹事部屋へ集合し、集まった皆さんが薀蓄のある話を伺い、
研究会の役目が一段とアップした感じでした。


[第2日目]平成23年11月11日(金)雨後くもり
宿を午前時8過ぎに出発し、
本日第1の目的地「堅田の浮御堂」へは、8時半前に到着し、それぞれに
散策し、芭蕉気取りで俳句をひねりました。


         (小雨に煙る堅田の浮御堂)

続いて坂本にある、「穴太衆の石組み」を見学し、
「滋賀院」へは、9時50分頃到着し、滋賀院の宝物を拝観しました。



              (坂本にある穴太衆の石組み)


それから、「三井寺(園城寺)」へは、11時10分頃到着し、
三井寺(園城寺)を山門(工事中)・釈迦堂・本堂。微妙院・観音堂と
参拝して回りました。まだまだ見るべき寺院は数多くありますが、時間の
関係上、以上の寺院を巡るのが精一杯でした。


                        (三井寺(園城寺)本堂)


            (三井寺観音堂)

昼食は、三井寺(園城寺)入り口駐車場にある、土産物店二階で済ませた後、


             (三井寺での昼食)


次の「石山寺」には、13時45分に到着し、ここでもボランティアガイド
二名の方による、案内をして頂きました。
「石山寺」では、東大門・比良明神影向石・毘沙門堂・本堂・多宝塔(修復工事中)
を拝観した後、「紫式部展」を見学し、瀬田川を望む「月見停」で全体の解説を
聞きました。


              (石山寺 東大門)


          (紅葉がまだの石山寺の参道)


            (修理工事中の多宝塔)

石山寺の拝観が終わり、バスには15時半に乗車し、15時半過ぎには石山寺を
出発し、一路福山への帰り道となりました。
途中二度程のトイレ休憩を挟みながら、恒例となったクイズなどで車内は、
大いに盛り上がり楽しい二日間は、あっと言う間に過ぎ去ってしまいました。


今回の旅を企画し実施された幹事・スタッフの皆様に熱く感謝致します。
全員、怪我や事故にも合わず無事に帰着したのも、幹事・スタッフの方々の
賜物と思っています。大変ありがとうございました。
そして、フト思い出す度に、旅行での感動に浸っています。(感謝合掌 鳳来記)


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2 コメント

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素晴らしい旅行記、有難うございました♪ (飛天)
2011-11-19 22:13:27
鳳来さんの写真やビデオカメラ撮影・幹事の方々の行き届いた進行・Kさんが殆ど作られたという写真や地図入りの楽しく詳しいパンフレットetc.・・・と、充実した旅行内容に、皆様の歴史に対する情熱と底力を感じました。
感動して、エネルギー(パワー)を頂き、元気になりました!!
歴史仲間で行く旅は最高ですネ。
やっぱり、この目でちゃんと観ないと、ダメですね~!!
返信する
歴史を尋ねる旅は、楽しいですね。 (鳳来)
2011-11-19 23:49:45
飛天 さん
同じ目的の人達と一緒の旅は、話す内容が同じ方向なので、より一層楽しくなります。
そして、実際に目の前で「本物」に出会えることは、そうそう出来るものでは無いので、より一層その感動が、伝わって来ます。
「現地に行こう!!現物に触ろう!!」が旅の魅力をさらに楽しくなります。
次の機会には、是非ご一緒しましょう!!
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