沼隈郷土文化研究友の会

広島県東部に位置する沼隈町は古代より瀬戸内海の中央(ヘソ)に当たり、
その郷土からの情報発信です。

「福山まちづくり大学」課外活動に参加しました。

2015年01月25日 | 報告

 福山市沼隈図書館に於いて、南部生涯学習センター主催の、
「福山まちづくり大学」課外活動に参加し、大いなる学習を体験しました。


 当日(平成27年1月24日)は、朝から快晴になり、若干風が冷たく
感じましたが、良い天気に見舞われて、天気さながら十分堪能しました。


 12時30分からの受付を済ませ、図書館の一角にある展示コーナーで
開式のあいさつに続き、開会あいさつを、南部生涯学習センター所長から受け、
屋外にある、案内板とロードマップの説明を聞いた後、「瀧之助記念室」に於いて、
概略の案内と展示物、居宅コーナ等の解説を地元で活躍されている
「山本瀧之助研究会」のメンバーの方々から解説を聞いた後、再度元の展示コーナーへ
戻り、今回の「課外活動」のまとめを伺い、興味深く拝聴しました。


 特に、まとめの「山本瀧之助研究会」の活動から、「学習支援者の育成」
「学習教材の開発」「学習開発の整備」「記念行事の実施」
「持続可能な学習イベントの実施」「学習教育:総合学習に貢献」
「地元地域の青年団の復活」等項目別に解説を聞き、
息の長い活動を続けている研究会に、驚きとそのエネルギーに感動
しました。


 更に、「山本瀧之助の精神」に触れられて、「倶楽部(クラブ)」や「一日一善」
「一荷合力(いっかこうろく)」等の言葉が現在にも引き継がれている事を、
興味深く伺う事が出来て、改めて「山本瀧之助」の活動を現在に引継ぎ、再発見
されている点に、驚きを禁じ得ませんでした。


 特に、「一荷合力」は、現在の福山市にも引き継がれて「協働のまちづくり」
として、息づいて引き継がれている事を知る事が出来ました。


 最後に、質問コーナーがあり、「解説の中で、山本瀧之助の評価下がったと
言われたが、それは何故か?」との質問があり、
 山本瀧之助の評価について、「戦後間も無く、ある著名な方が、軍国主義に
加担したと言われ、多くの人達がそれに同調してしまった。しかし、昭和60年代
から、山本瀧之助の生家から日記や多くの書類が見つかり、新たな研究が始まり、
今まで言われていた評価と大きく異なり、実直で誠実な瀧之助の姿が見直されて
新たな瀧之助像が発表され、研究が進んで来た事が大きな要因となった。」
 「再評価の大きな要因の一つとして、現在に通ずる「社会教育の実践者」
としての「山本瀧之助像」が再評価され見直されている事」を、
解説頂きました。


 今回の行事に参加し、何故か「心がほっこりする」感じを受けたのは、私だけ
だったでしょうか?
 快晴の天気の様に、「心温まる」行事であった事を付け加えておきます。
                            (文責:福之山鳳来)


     (会場の受付風景)


       (開会あいさつ)


   (記念室での解説風景)


      (まとめでの解説)


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2 コメント

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素晴らしい会でしたね! (飛天)
2015-01-27 19:34:09
昨日はちょっとドタバタしていて、ブログ今見ました。
本当に、地元の取り組みが素晴らしいですね。感動します。
以前、瀧之助について少し勉強したときに、今も瀧之助の精神が町づくりに生きていることを知り、感動したのを思い出しました。
私も瀧之助に関しては、もっと勉強し、瀧之助の生き様から学ばなければと思います。
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学ぶ事だらけです (鳳来)
2015-01-28 00:38:42
飛天 さん

コメントを頂き、ありがとうございます。

今回の行事の中で、解説を頂いた「瀧之助の評価」には、
地元民として、胸が晴れる思いで一杯でした。
この様な感動を頂ける偉人が地元に居た事を誇りに思います。
大変、勉強になりました。
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