沼隈郷土文化研究友の会

広島県東部に位置する沼隈町は古代より瀬戸内海の中央(ヘソ)に当たり、
その郷土からの情報発信です。

「鞆港・雁木修復復元工事」現地見学会(報告)

2017年08月27日 | 発掘調査現地説明会

 先般(平成29年8月20日)、「鞆港・雁木修復復元工事」の
現地見学会に参加しました。


 先ず、鞆公民館二階ホールに於いて、今回の工事の概要と
修復復元工事の状況の説明を受け、
調査工事現場へ移動し復元工事の現状の説明を受けました。


 鞆公民館二階での参加者は、約60名程度でしたが、
調査工事の現場では、鞆観光に訪れた方々も参加され、
大変な参加者となりました。


 調査工事の現場では、雁木の沖に台船を設置し、その台船から
の見学となりました。


 概要は、鞆公民館のロビーに展示してあるパネル(14枚)と
調査工事現地の写真とを掲載致します。


 尚、「施行割1」とあるのは 調査区を設定し、その調査区を
表示します。


 工事施工主体は、
 広島県東部建設事務所・鞆地区まちづくり推進事業所と
 発掘調査主体は、
 広島県教育委員会文化財課が行っています。


[調査区の現状]


(調査区1の現状と上部復元状況)


(調査区1と2の全景)


(調査区2の状況)


(調査区2の石垣出現状況)


(台船への通路の状況)

[石材取り外し状況]


(雁木石材取り外し保管状況)


(船繋石取り外し状況)

[出土品]


(磁器・染付・土器)


(磁器・染付)


(磁器とガラス)


(ガラスと日用品)


(ガラス・金属・石製)

[鞆港の風景(今後の調査区)]


(鞆港雁木の現状)


(鞆港の風景)



(常夜灯のある風景)


(港側からの朝宗亭)

[資料・新聞報道]


(調査区概略図 配布資料)


(中国新聞8月21日報道)

 今回の調査では、江戸時代末期より明治時代から現代にかけての
「雁木」を修復し利用されている状況と、
その構築状況が解って来た。
 今後、鞆港の「雁木」全体を調査修復し、
「雁木」後部に「防潮堤」の設置を行う予定との事である。


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