惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

別マ

2022-08-17 21:13:54 | 本と雑誌

 曇り空から雨が落ちてきたり、かと思うと陽が射したり。最高気温 31.5℃(隣町アメダス)。

 いつもなら畑に出かける時間帯に雨が降っていたので、今日は農作業なし。

 今日、発売された〈小説すばる〉9月号。新連載の小説に心を引かれました。

 この雑誌では北大路公子さんの連載エッセイ「キミコのよろよろ養生日記」を楽しみにしています。
 病気を克服して、日常をとりもどしてゆく様子を楽しみにしているなどというのは不謹慎かもしれませんが、この人の文章は本当におもしろい。ツイッターもフォローさせてもらっています。

 さて、気になった新連載とは、大島真寿美さんの「生まれたての星」。
 目次では「少女漫画黎明期に光を当てた大河長編、待望の連載開始!」と紹介されています。

 神田神保町にビルを構えた出版社に勤める若い女性が主人公。アポロ11号の月着陸の話題から始まるので、1969年7月ですね。
 高卒で就職し、経理補助として少女マンガ誌〈週刊デイジー〉と〈別冊デイジー〉を編集する部署に配属された、とあります。

 花の名前の週刊誌といえば〈週刊マーガレット〉でしょう。発行は集英社。神保町にあります。ちょっと名前を変えて、当時の少女マンガのことを内側から描いてくれるのかな。

 今回、〈別冊デイジー〉を姪の小学1年生が夢中で読んでいるところが出てきます。
 そのあたりはこんなふう――「ちらりと表紙が見えた。/大きな貝をもった、外国人の女の子。(中略)あれは、夏休みおたのしみ号と銘打たれた最新号――八月号――だ」。

 この画像を見ると、〈別冊マーガレット〉1969年8月号そのままですね。

 当時の〈マーガレット〉といえば、ちょうど大島弓子さんがデビューしたての頃。衝撃的だった『誕生!』の連載は翌1970年。
 さて、どうなるか。楽しみです。



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