朝、歯医者さんへ。金属アレルギー治療のための口内金属撤去工事がつづいています。
とはいえ、今日、主要箇所の被せもの等はセラミック製のものに置き換わったので、治療はヤマ場を越えました。あと1か所、小さな金属が残っていますが、これは簡単に治せそう。昨年暮れから約2か月、面倒でしたがこれでひと安心です。
アレルギーによる腕や脚の発疹もずいぶん減りました。腕のぶんは消滅。脚は2~3か所、しぶといのがまだ尾を引いているといったところ。
歯の治療に使われていた金属の代わりに口の中に入ったのは「ジルコニア」という素材の被せものや詰めもの。二酸化ジルコニウムという固い化合物で、模造ダイヤモンドともいわれるそうです。
丈夫で美しく、従来のセラミックよりはやや安く仕上がります。
とはいえ、保険が効かないので費用がかさみました。
私の場合、1か所あたり税抜きで6~7万円。4か所ありましたから、税込みだと30万円近く。
このような場合、健康保険が使えないのはおかしいと思います。アレルギー治療のため他に手段がないのであって、贅沢な治療法というのとは違うのですから。
私の義父(87歳)も20年来皮膚の痒みに苦しんでいて、先日慶応大学病院に入院、検査したところ金属アレルギーがあることがわかりました。今後、歯の治療をすることになります。
ちなみに、以前歯学部のシンポジウムで聞いたのですが、インプラントなどに使われるチタン合金も最近ではジルコニアに替わりつつあるそうですが(アメリカでは主流だが日本ではまだこれから)ネックは値段が高いことだとか。チタンはアレルギーになりにくいが、歯茎に金属が露出することがあって見た目が悪いことが不人気の理由だそうです。
金属アレルギーって、けっこう多いんですね。私がそうだというと、反応する人があちこちにいました(知り合いがそうだ、とか)。
お義父様、しばらく大変でしょうが、きっと良くなりますから、がんばってくださいとお伝えください。(思わぬところで「先輩」になってしまいました)