令和になって初の天皇賞。G1馬10頭が出走するという豪勢な顔ぶれになりました。
注目はやはりアーモンドアイでしょう。最強の牝馬が、並み居る牡馬の強敵相手にどのような走りを見せるのか。6月の安田記念はスタート時に他の馬に邪魔されたことが影響して3着に終わりましたが、それでも最後の追い込みは素晴らしかった。
アーモンドアイは1枠2番で、今日は上々のスタート。前寄りの良い位置につけ、最終コーナーを回ったあたりでは5番手ぐらい。いぢばん内側にいたので、前が空くかどうか。それと、馬場は「良」となっていたものの、かなり水を含んでいるはずで、内側の足もとはどうなのか。
などと考えていましたが、そんな懸念は何のその。まるでギアを1段も2段も上げたような加速で、あっという間に先頭に立ち、2着のダノンプレミアムに3馬身の差をつけてゴール。圧倒的な強さを見せつけました。
いやあ、本当に強い。今年の凱旋門賞に行かなかったのが惜しまれますが、来年は挑戦するんじゃないかなあ。
午後6時からはラグビーワールドカップ準決勝、ウェールズ対南アフリカ戦。
力と力がぶつかりあう見事なゲームでした。どちらもディフェンスがしっかりしているので、トライがなかなか奪えません。後半間もなくあたりで両チーム、ペナルティーゴール3発ずつの9-9。
その後、南アフリカがようやくトライを奪ったかと思うと、今度はウェールズがトライ。両者一歩も引かず、勝利を目指します。最後は、相手の反則からペナルティーゴールを得た南アフリカが3点差を守って逃げ切りました。19-16。
いちばんの見どころだったは、ウェールズがトライを決めるまでの、南アフリカ陣内での攻防。必死で前進しようとするウェールズ。なんとしてでも阻止しようとする南アフリカ。互いのぶつかり合いが凄い迫力でした。
これで決勝戦はイングランド対南アフリカ。どちらかといえば南アフリカを応援したい気分ですが、エディ・ジョーンズ氏がヘッドコーチをつとめるイングランドも魅力的。今から楽しみです。