釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

向ヶ丘と生田緑地

2006年06月02日 19時43分48秒 | お散歩日記/東京地名の話
雨が上がった日曜日(28日)の午後、薔薇の花を見に川崎市多摩区の旧向ヶ丘遊園のばら苑に行ってきました。

向ヶ丘遊園は2002年の3月末で閉園されましたが、ばら苑の見事さは昔から有名で、閉園後も存続を惜しむ声が多く、川崎市とボランティアの方が管理されて、毎年春と秋に無料公開されています。


ばら苑を調べたとき、100段の階段を上って・・・・というような説明があったので、高台だとは想像していたのですが、いざ行ってみると、駐車場までも相当な坂道を登り、さらに階段を上りやっとのことで、ばら苑にたどり着きました。
向ヶ丘というだけあって、本当に丘なんですね。
そういえば、幼少のころに訪ねた向ヶ丘遊園の唯一の記憶は、ウォ-タースライダーです。
ウオータースライダーは、簡単にいうと斜面から船を下の池に滑り落として、着水させる乗り物で、船の先頭にのったお兄さんが着水して水しぶきが上がると同時に、高く飛び上がっていたのが、非常に印象に残っています。
ただ高低差を利用しただけの乗り物なんて、こんな高低差のある丘陵じゃなければできないはずです。



ばら苑は手入れが行き届いて、満開から少し過ぎた状態。雨のせいで少し花が痛んでいたのは残念でしたが、それを差し引いても非常に美しく、ほのかな薔薇の香りも心地よかったです。

ばら苑で一時間ほど花を見たり、写真を撮ったりしてから、生田緑地へ向かいました。
生田緑地へ向かう道も緑が深い谷間の住宅地で、このあたりが丘陵に抱かれた谷の多い地形だということがうかがえました。
15分ほどで生田緑地に到着、途中こんな標識もあって笑えました。


最近、たぬきは都内でもたくさん見られるようですから珍しい動物ではないのでしょうが、このあたりならと、妙に納得してしまいました。

生田緑地のお目当ては「日本民家園」です。

現在、25棟の日本各地の民家があり、そのうち18棟は国や県の重要文化財になっているそうです。
それぞれの民家は内部に入ることができ、一部は部屋に実際に上がることができます。
各地方の特色もよくわかり、非常に良く保存されていることに、感心させられました。

生田緑地にはほかにも、岡本太郎美術館などもありますが、またの機会にして、枡形山の展望台に登りました。
枡形山の山上には昔、枡形城があったそうです。山上には展望台があって、登ると360度の展望、眼下の多摩川はもちろん、横浜のランドマークから、新宿のビル群、六本木ヒルズやミッドタウン、東京タワーまで見渡せる眺望でした。
すぐそばには最初訪れた向ヶ丘の丘が見え、案内板には当時有名だった向ヶ丘遊園の大観覧車が描かれていました。

こうやって、高台に登ると、多摩川の南側に緑の多摩丘陵が延々と広がってことに驚きます。
その緑の豊かさは想像以上で、身近にオアシスを見るようでした。
大切にしたい場所ですね。
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