釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

ロバート・ヴァイルの試飲会

2009年05月21日 22時49分26秒 | ワインの話
ドイツ、ラインガウの名高いワイン、ロバート・ヴァイルの試飲会に行ってきました。
ご当主のヴィルヘルム・ヴァイルさんが自らワインの説明をしてくださってなかなか有意義な試飲会でした。

相変わらず質問を連発させていただきましたが、さすがにご当主だけあって明快な答えが返ってきました。

ドイツワインは表記が難しく、ロバート・ヴァイルも何度かワインの名前が変わっています。私などでも、今までのワインが今度はどのワインなのか迷うことがあります。
ご当主としては、なるべくわかりやすい表記にして、消費者に購入してもらいたいようです。実際、最新ヴィンテージから、「ロバートヴァイル・クラッシック」「ロバートヴァイル・トロッケン」のように表のラベルには基本的な情報しか表示しなくなるようです。

少しずつ消費者にとっていい状況にはなっていますが、まだまだ不可解な点が多いのも事実です。ドイツワインがなかなか受け入れられない理由を少し考えてみたいと思います。

甘いワインのイメージ

過去、「マドンナ」に代表さえる甘いドイツワインが一世を風靡しました。
それ以来、甘いワインの代名詞がドイツワインのようになってしまい。ドイツワインというと甘いという印象ができてしまっています。
最近は「辛口」の酒というのが、酒飲みの好みのようにいわれて、甘い酒は否定され続けています。
しかし、日本酒をはじめ、酒には「甘さ」という要素も大切で、その要素を取り払うと、平板な酒になってしまうのも事実です。
実際に甘いワインが大半を占めるドイツワインでも、酸味と甘みのバランスがよく、べたべたした甘さを感じさせないワインが数多くあります。
特に男性の辛口好きの方に勧めると、なかなか評判もいいものがあります。
頭の中で「白ワインは辛口」と思っている方も一度お試しください。

甘口と辛口が混在してわかりにくい

同じ醸造所のワインでも、「甘口」から「辛口」まであるのがドイツワインです。
さらに村名畑名をワインの基本としますから、同じ名前のワインでも、醸造所が違うことがたくさんあります。
さらに「トロッケン」「ハルプトロッケン」「クラッシック」「カビネット」など色々な表記があって、一般人には「甘口」「辛口」の判断が即座に出来ません。
「ロバート・ヴァイルを買いに行ったけど、いろいろあってどれだかわからなかった。」という話も聞きます。今回はご当主にラベルを簡略化しても、日本の一般人にはわかりずらいぞ!!とお話しました。
そのくらいわかりにくいのも事実です。

画像の三本のワインも遠目では同じワインに見えますが、実は全部違うワインです。ほんと・・・・と・ほ・ほです。

単純化すると
「トロッケン」辛口
「ハルプトロッケン」半辛口
「クラッシック」または表記なし甘口

そのほかの「カビネット」「アウスレーゼ」「ベーレンアウスレーゼ」などはワインの品質です。「甘口」も「辛口」もあります。
(多くの場合は「甘口」ですが・・・。)

ほかに「リースリング」「シルバーナ」「シュペートブルグンダー」「ショイレーベ」「ケルナー」など葡萄の種類が書かれています。
これは最初は無視していいのではないでしょうか。(赤・白の好みはありますが、基本的にはドイツワインは白が多いです。)

最初は「トロッケン」か「ハルプトロッケン」あたりのドイツワインをぜひ飲んでみてください。

ワインの世界が広がりますよ。






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