<ウィキペデア「任那日本府」2016.12.8>より
「任那日本府(みまなにほんふ)とは、『日本書紀』の雄略紀や欽明紀などに見える、古代朝鮮半島南部の伽耶の一部を含む任那にあった倭国の出先統治機関。宋書倭国伝の記述にも任那という記述が見られ、倭王済や倭王武が宋 (南朝)から任那という語を含む号を授かっている。」
「研究史・論争史 多分に政治的(韓国の民族主義など)な問題も含まれ . . . 本文を読む
↑育鵬社本より ~5世紀ごろの東アジア~
<ウィキペデア「日朝関係史」>より
「稲作は長らく朝鮮経由と言われてきたが、稲遺伝子の研究や各種遺跡からの出土品、水耕田跡の証左などから、南方の東南アジア経由にて伝来し、さらに日本から朝鮮に伝わったという学説が、考古学的には主流となりつつある。」
「現在の佐賀県から産出した黒曜石が朝鮮半島(プサン 東三洞 貝塚)からも出 . . . 本文を読む
⑹ 古墳時代(3-6世紀)における日・朝の関係の描き方 ①任那
■歴史の政治的利用
歴史上、世界中で《権力者や国家の都合による、歴史の書き換えや偏った解釈》はたびたび起こってきたようだ。 残念ながら、現在進行中の日本に直接関係する例としては、中国共産党によるいわゆる「南京大虐殺」説や、韓国政府筋や一部民間人などによるいわゆる「従軍慰安婦・強制連行性奴隷」説などがある。しかも、両者とも世界中に . . . 本文を読む
■まとめと考察
1 重要な鉄を、その当時、外国からの輸入に頼っていたのか、国内で生産していたのかのちがいは、歴史学では大きな問題だ。 ウィキペデア「鉄」によれば、弥生時代最後の300年間に国産化している。 したがって、育鵬社・自由社・清水書院以外は×(重要事項の未記載)とした。
※育鵬社・清水書院は、国産と明記してはいないが、「製造法」「つくる技術」が水稲とともに伝来したと書い . . . 本文を読む
前回、特別な帝国書院を紹介した。今回は他7社・・・みんな同じように見えるけど、しっかり読むと肝心な点が違っています。 (※育鵬社・自由社…技術的に赤下線がうまく引けなかった)
【育鵬社】
【自由社】
【東京書籍】
【教育出版】
【日本文教】
【清水書院】
&n . . . 本文を読む
⑸ 弥生時代(~3世紀) の「鉄」の伝来・製造について
ジャレド・ダイアモンド氏による「銃・病原菌・鉄 ~1万3000年にわたる人類史の謎~」という世界的に有名な本があり、《鋼鉄の「文明の利器」をもったヨーロッパの帝国が、農耕と牧畜と石材のアンデスの国や民を一網打尽にすることは容易なことだった。》と書いてあるそうだ。 このように、政治・軍事的に鉄は重要な役割を果たしているが、この鉄の . . . 本文を読む
■まとめと考察
帝国書院は「王権」とした理由を、注記で説明している<参照:18(前回)>。
1.「朝廷」ではなく「王権」とした理由
帝国書院は、「整った組織はまだなかったので」とし、「大宝律令」の成立時点で「天皇」「朝廷」を使い始めている。
東京書籍などが「政権」としているのも同様の理由ではないだろうか。育鵬社も( )で記している。
. . . 本文を読む
⑷「大和朝廷」「大和政権」「ヤマト王権」…用語の違いの意味は?
① 各社の記述
【育鵬社】 ※大和朝廷の開始期の全体像を知るために、代表として、関連部分まで広げて掲載。p30・31
【自由社】p42・43
【東京書籍】
【帝国書院】
&nb . . . 本文を読む
④ 中国、という表現について
~複雑な内容と政治性をもつ「中国」という、要注意の言葉~
<ウィキペデア:中国 2016.12.2>より引用
「中国(ちゅうごく)は、ユーラシア大陸の東部を占める地域、および、そこに成立した国家や社会。中華と同義。 近年は[いつ?]、中国大陸を支配する中華人民共和国の略称として使用されている[1][2][3]。現在[いつ?]ではその地域に成立し . . . 本文を読む
② 水稲が「朝鮮半島から」伝わった、という表現について
どんなに調べても、《水稲が朝鮮半島発祥》という学説は見当たらない。
したがって、《一般的には「○○から」の○○は発祥を示しているのであって経由地は示さない》ということを前提にすれば、この表現はまちがっている。
× → 育鵬社
※育鵬社は、資料図として、最新学説まできちんと表現している「伝来の地図」を載せてい . . . 本文を読む