「野里町歩紀 ~思いつくままに~」

野里町歩紀 ~摂河泉をゆく~ に次ぐ第二歩です

80年代の韓国歩紀~地下鉄とタップコル公園

2024-05-06 00:09:57 | 日記
 当時1万円を両替すると約6万ウォンになりました。空港で5万円を両替したところ5000ウォン札や1000ウォン札が混じり、札入れが折り曲げられなかったのを覚えています。そして「ウォン」はそのまま「円」の感覚。つまり1万円を両替した6万ウォンが6万円の感覚で使えました。往復の飛行機代を含め1週間の滞在で15万円くらいだったと思います。

 韓国の地下鉄(チハチョル)に乗った時の乗車券です。「地下鉄乗車券 東大門 ➡ 清涼里 ソウル駅前 華陽 運賃110ウォン 発売当日限有効・途中下車前途無効」と書かれています。日本とまったく同じ表現ですね。当時韓国の地下鉄では突然車内に物売り(行商人)が現われ独特の口上で一席ぶった後、ベルトやネクタイなどの日常品を販売し始めました。他の乗客はまったく気にも留めない様子です。


 地下鉄で行った先は「タップコル公園」で「パゴダ公園」とも呼ばれていました。タップコルとは仏教の宗教施設(仏塔)です。後ろの塔(国宝)も現在では東照宮金色堂のように「ガラスケース」に収められているようですね。ただタップコル公園は韓国人にとって特別な意味合いがあります。日本植民地時代の大正8(1919)年3月1日、ここで日本からの独立を求め宗教家、民衆らが蜂起し、その日を記念して「3.1運動(サミルウンドン)」と呼ばれている独立運動の聖地とされているのです。ただ私が韓国を訪れた初日である8月15日は韓国にとっては日本の植民地支配から解放された記念すべき日で祝日でもあるのですが、町中で反日集会を見ることはありませんでしたし、日本人である私が特に冷遇されるということもありませんでした。当時は全斗煥政権です。

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