社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



上杉隆『石原慎太郎 5人の参謀』(小学館文庫)を読む。



上杉隆さんがニューヨークタイムズ記者時代に書いた
単行本のデビュー作。

石原都知事の政策決定プロセスに関与した
「5人の参謀」に焦点を当て、
知事自身のパーソナリティにも切り込んでいます。

参謀1:石原伸晃(自民党代議士)
参謀2:浜渦武生(東京都副知事)
参謀3:大塚俊郎(東京都主税局長)
参謀4:高井英樹(東京都知事政務担当特別秘書)
参謀5:鈴木壮治(日本リスク管理研究所社長)

(肩書は小学館文庫版刊行当時のものです)

実の息子、議員時代からの秘書、都庁幹部職員、
一橋大学の後輩。

特に秘書の分析には
上杉さんの鳩山邦夫代議士秘書時代の経験が生かされています。

彼らを使って石原都知事が何を実現させ、
何が実現できなったのか。

石原知事が強烈に意識している美濃部亮吉との共通点。

明確なメディア戦略ではなく
「皮膚感覚」「愛嬌」「度胸」という
無意識的な言動がたまたま成功しただけ。

1期目の途中の時点で書かれたものながら、
石原都政の本質を見事にあぶりだしています。

自治体の長には何が必要なのか、
それを教えてくれるヒントも含まれています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 1月28日(金)の... 猪瀬直樹 『... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。