同志社大学近くの古本屋で、
パトリス・ルムンバ著 榊利夫 編訳
『息子よ 未来は美しい』(理論社)を購入。
ルムンバはコンゴ独立の指導者であり、
首相に就任するも軍のクーデターで暗殺されました。
タイトルにもなったルムンバの遺書の一部を引用します。
あとにのこる息子たちに、
もしかしたら二度とあえないかもしれない息子たちに、
わたしはいいたい--コンゴの未来は美しい。
わたしは息子たちに、
一人ひとりのコンゴ人に期待するのと同様に、
われわれの独立と主権を回復する
聖なる課題をはたしてくれることを期待する。
なぜなら、尊厳なしには自由もないし、
正義なしには尊厳もなく、
独立なしには自由な人間もないからである。
残酷な仕うちも、嘲笑も、拷問も、
けっしてわたしからわび状をとりつけることはできない。
なぜならわたしは、じぶんにとって神聖な原則をすて、
頭をたれて生きるよりも、
たかく頭をあげ、わが祖国の運命にたいする不屈の信頼と
ふかい信念とをもちながら死ぬことをのぞむからである。
(『息子よ 未来は美しい』131~132頁)
誇り高く祖国の独立を望んだルムンバの志は、
時代と場所を越えて私たちに訴えかけています。
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