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社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、56歳。
日々の思いを綴ります。
 



Hatune Miku - The Internationale 「初音ミク- インターナショナル」


昔懐かしい『インターナショナル』。
フルコーラスでお楽しみください。

「ああ インターナショナル」の部分が、
ちょっと違うような気がしますが…
まあ、日本語版を覚えるには、こんなものでしょうが。

正確に覚えるならば、こちらでどうぞ。

<インターナショナル もろもろのもの>
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/3684/kaihou/inter.htm

『インター』を歌う青年は結構います。
軍歌と同じようなもので、「ネタ」としては面白いのですが、
「マジ」になると「引いてしまう」のではないでしょうか。

あくまでも「ネタ」として楽しんでください。

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梅田の「阪急古書のまち」で購入した、
宮沢俊義 編『世界憲法集』(岩波文庫)を読む。

最初に出版されたものなので、憲法の古いこと古いこと。
ソ連や社会主義ポーランド、中国の旧憲法を読むことができるのは、
この『世界憲法集』だけでしょう。

ソ連憲法は「スターリン憲法」。その第12条には、

 ソ同盟においては、労働は、「働かざる者は食うべからず」の原則によって、
労働能力あるすべての市民の義務であり、また名誉である。
 ソ同盟においては、「各人からはその能力に応じて-各人にはその労働に応じて」
という社会主義の原則が行われる。

と書かれています。

国家による統制経済で、それが可能かという疑問は残るのですが。

結局、ソ連が崩壊することによって、
共産主義の失敗が実証されたことになります。

ソ連を生み出したロシア「十月社会主義大革命」の歴史的意義は、
①自由放任主義の矛盾は、国家権力によって克服されるべきこと
②被抑圧民族の解放は倫理的必然であること
を全世界に示したことであると考えます。

それにしても「スターリン憲法」には、
「コルホーズ」など懐かしい単語が出てきますね。


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「団結ガンバロー」というセレモニーがあります。

党や組合の集会の最後に行うもので、
「バンザイ三唱」や「一本締め」と同じようなものです。

「団結用意!」の声がかかると、
左手を腰に当て、右手で握りこぶしを構えます。

「○○○○を目指しー」
「団結してー」

「ガンバロー!」という声に続き、
「ガンバロー! ガンバロー! ガンバロー!」と三唱します。

「懐かしい左翼用語」のカテゴリーに入れているように、
左翼の専売特許とばかり思っていました。

ところが、今日の「バンキシャ!」を見ていると、
福田氏を支持する議員の集会で、
「ガンバロー!」と三唱する姿が映し出されていました。

保守政党の場合、「団結」なしで「ガンバロー!」だけかもしれませんが。

これは、左翼の政治文化が広く受け入れられたということでしょうか?

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「インターナショナル」という歌があります。

左翼といえば、この歌を知っているのが当たり前でした。

歌詞は、次の通りです。

1 起て飢ゑたる者よ
  今ぞ日は近し
  覚めよ我が同胞
  暁は来ぬ
  暴虐の鎖断つ日
  旗は血に燃えて
  海を隔てつ我等
  腕結び行く

  いざ戦はんいざ
  奮ひ立ていざ!
  あゝインターナショナル
  我等がもの!
  いざ戦はんいざ
  奮ひ立ていざ!
  あゝインターナショナル
  我等がもの!

2 聞け我等が雄叫び
  天地轟きて
  屍越ゆる我が旗
  行く手を守る
  圧制の壁破りて
  堅き我が腕
  今ぞ高く掲げん
  我が勝利の旗

  いざ戦はんいざ
  奮ひ立ていざ!
  あゝインターナショナル
  我等がもの!
  いざ戦はんいざ
  奮ひ立ていざ!
  あゝインターナショナル
  我等がもの!

飽食の時代に「起て飢ゑたる者よ」と呼びかけても、
リアリティあるアピールにはなりにくいものです。

言葉としても、
「インターナショナル」より「グローバル」が流行ですから。

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昔懐かしい左翼用語に、「スタハノフ運動」があります。

スターリン支配下のソ連。第2次5カ年計画のさなか、
ドネツ炭鉱の労働者スタハノフは、一交代時間中に、
ノルマの14倍(102トン)の石炭を掘り出しました。
スタハノフによると「試行錯誤の末、新しい掘削技術を考案した」とのこと。

スタハノフは「労働英雄」の称号とレーニン勲章を与えられ、
社会主義のヒーローに祭り上げられます。

ソ連では、ノルマを超過達成させるため、自発的な生産性向上運動として、
彼の名をとった「スタハノフ運動」を展開しました。

「創意工夫で生産性を向上させる」と言えば聞こえはいいのですが、
実際は、過剰なノルマの達成が求められ、
非人道的な労働を強制される結果となりました。

ソ連のジョークに次のようなものがあります。
「おい、またスタハノフがノルマを超過達成したそうだ」
「じゃあ、俺たちのノルマをスタハノフがやればいいんだ」

生産性の向上が、労働者の利益として還元すればよいのですが、
さらなる労働強化につながるだけでは意味がありません。

現場の人間に過大な負担を強いる体制は、
共産主義であれ資本主義であれ、必ず破綻します。

ソ連のゴルバチョフ元大統領は、
「世界で最も成功した社会主義国は、日本である」と述べました。
皮肉と賞賛が入り混じった表現ではありますが、的を射ています。

政府や財界は、新たなる「スタハノフ運動」を展開したいのでしょうね。

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昔懐かしい左翼用語に、「本源的蓄積」というものがあります。
いわゆる「原蓄」というやつです。

私はマルクス経済学が専門ではないので、
とてもアバウトな説明になりますが、
「工業化を進める条件を整えること」を意味します。

具体的には、
工場を建てて機械を買うだけの元手を蓄えることや、
工場で働く人手(労働者)を大量に出現させることです。

最初に産業革命が起きたイギリスでは、
植民地からの収奪で工業化の資金を蓄え、
「囲い込み」で土地を追われた農民が、
都市に流入して工場労働者となるというプロセスで、
「資本の本源的蓄積」が進みました。

最初の社会主義国、ソ連では、
政府が、農民から徴発した穀物を輸出することで、
工業化のための資金を手に入れます。
農民の食べる分まで輸出したので、大量の餓死者が出たほどです。

また、個々の農家が自分たちの土地を耕作するのではなく、
コルホーズ(集団農場)やソフホーズ(国営農場)で
農業の「人減らし」「合理化」を行うことで、
工場で働く人員を確保しようとしました。

これが「社会主義的原始蓄積」というものです。

経済の話はさておき、
わが社民党の青年予定候補のブログを拝見すると、
地道に支持者へのあいさつ回りをしている記述を目にします。

議員として活動するには、選挙に当選しなければなりません。
選挙に当選するためには、支持者を集めなければなりません。

ほとんどの予定候補が「ゼロからの出発」ですから、
政治活動に必要な元手や人手は、
ほぼ100%自前で調達しなければなりません。

生活費と活動費を捻出するのは大変でしょうし、
嫌な相手にも頭を下げなければなりません。

予定候補のみなさんには、頭が下がる思いです。

私のような口舌の徒にできることは、
難しい言葉をわかりやすく解説することくらいです。

薀蓄の垂れ流しのようなブログですが、
何かのお役に立てれば幸いです。

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ようやく左翼らしいタイトルになりました。

講師の仕事は、難解な学術用語をわかりやすく説明することです。
どうすればわかりやすい表現になるのか、常に考えています。

政治学や社会学でマルクスの説を教えることがあります。
そこで登場するのが、「ブルジョア」と「プロレタリア」という言葉です。

ブルジョアとは、
資本家階級(簡単に言えば「持てる人々」)のことであり、
プロレタリアとは、
労働者階級(簡単に言えば「持たざる人々」)を意味します。

ブルジョアによるプロレタリアの支配が、
資本制社会の土台(大前提)であり、
自由で平等な社会をつくるには、
革命によって「持つ」「持たざる」の区別を解消しなければならない。

公務員試験の対策としては、
「国有化・国営経済を主張した」と単純化して説明しますが、
そこがつらいところです。

ブルジョアとは、burg に住む人のこと。
burg とは、ドイツ語で「町」と言う意味です。
ザルツブルクやハンブルクの「ブルク」です。

町に住む人ですから、日本語に訳せば「町人」。
時代劇に登場する悪徳商人「越後屋」を想像してください。

進んだ知識と財力を身につけた町人たちが、
身分の壁を打ち破って、政治を動かすようになる。
これがブルジョア革命、教科書でいう「近代市民革命」です。

ちなみに、プロレタリアの語源は、古代ローマの「プロレタリー」。
納税も兵役もせず、
子供を生むだけの無産者(財産のない人)のことです。

「格差社会」の拡大によって、
マルクスの説に奇妙なリアリティを感じています。
まさか、「少子化対策」のために、
プロレタリアを増やそうとしているわけではないでしょうが。

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