社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



5月21日から裁判員制度がスタートしました。

社民党の見解は次のリンク先をご覧ください。

<裁判員制度の実施に対する社民党の見解>
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/other/080807_law.htm

社民党は陪審制を主張していますが、
実は戦前の日本でも陪審制の裁判が行われていました。

<日本にもあった陪審制度>
(日本弁護士連合会サイト)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/citizen_judge/about/column2.html

その陪審裁判の様子を描いた小説が、
和久峻三 『陪審15号法廷』(光文社文庫)です。



昔、ドラマ化されたときに見た記憶があります。

しかし、1943年に陪審法が「停止」されたまま、
現在まで再施行は実現していません。

陪審員の資格に一定額以上の納税が定められていたり、
陪審員の「答申」は裁判官を拘束しないなど、
改正すべき点はありますが、
裁判員制ではなく陪審制の再開こそ、必要ではないでしょうか。

最後に、裁判員制度の問題点がわかりやすく説明されている、
4月30日に行われた保坂展人衆議院議員と
郷原信郎さんのトークライブの動画をご覧ください。

郷原信郎×保坂展人(社民党)-裁判員制度に異議あり!No.1-


郷原信郎×保坂展人(社民党)-裁判員制度に異議あり!No.2-


郷原信郎×保坂展人(社民党)-裁判員制度に異議あり!No.3-


郷原信郎×保坂展人(社民党)-裁判員制度に異議あり!No.4-


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毎週金曜放送中の『必殺仕事人2009』。

からくり屋の源太(大倉忠義)亡き後、
新レギュラーに加わったのが、仕立て屋の匳(田中聖)。
「聖」と書いて「こうき」とは、なかなか読めませんよね。

赤い仕立て糸で首を絞めて殺す「吊るし系」の仕事人です。

第17・18話と、匳の殺しのシーンが格好良くなっています。

糸で締め上げるときの「キリキリキリ…」と軋む音。
効果音だけで殺しの説得力が出ます。

それまでは、いつ糸が切れるのか心配になりそうな描写だったのですが。
スタッフも試行錯誤しているのでしょう。

殺した後、糸を指で巻き取るしぐさもケレン味があります。

源太のキャラクターはよかったのですが、
仕込みの竹筒が太くなり、絞めたときの紐がユルユルに見え、
見栄えがしなかっただけに、匳の殺しには期待できそうです。

源太も初期のような細い竹筒を使い(涼次と区別したいのはわかりますが)、
組紐屋の竜のような殺し方にすれば、もっと格好よかったのに…
と、残念に思います。

また、主水、小五郎、涼次、匳の微妙な距離感も、
画面に緊張感を与えています。

新レギュラーの加入は成功といってよいでしょう。

藤田まことの体調も良くなっているように見えますし、
『仕事人2009』最後まで楽しみにしています。

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中野雅至 『公務員クビ!論』(朝日新書)を読む。



著者の中野さんは大学卒業後、大和郡山市職員を経て、
国家Ⅰ種行政職として旧労働省に入り、
県庁の管理職、国の出先機関、本省の課長補佐を経験しています。
現在は兵庫県立大学大学院の准教授。

公務員畑を歩んだ経験から、公務員の抱える問題について述べています。

「身内だから公務員に甘い記述なのでは?」と思われるかもしれませんが、
「公務員は楽で安定」「親方日の丸」というイメージが、
必ずしも現実と一致しているわけではないことを、
わかりやすく解説してくれています。

この本の最後で中野さんは、労働条件の官民統一と、
官民間の労働移動を活発にすることを提案しています。

つまり、多くの日本人が公務員と民間双方の職業経験を積むことで、
「役所にはできないこと」「民間企業にはできないこと」を肌で感じ、
官民の役割について客観的な議論を可能にします。

「民間経験を持つ公務員」と「役所経験のある従業員」が増えれば、
官民の相互理解も進むことでしょう。

社民党香川県聯合書記の多田同志は、
「安易な公務員バッシングに与すべきではない」と
傾聴すべき意見をブログで述べています。

<公務員バッシングには与しない>
(社民党香川県連合の書記局通信 2009年5月27日)
http://sdpkagawa.blog70.fc2.com/blog-entry-182.html

また、元香川県職員で現在高松市議の山本さとしさんも、
「公務員バッシング」には疑問を呈しています。

<私の政治判断>
(山本さとしの「行動力、あり!」 2009年5月28日)
http://blog.livedoor.jp/mossan1968/archives/877986.html

「公務員バッシング」の次は「正社員バッシング」です。

官と民だけではなく、正規雇用と非正規雇用の問題も解決しなければ、
「一億総フリーター社会(一部の富裕層は除く)」になる危険があります。

その時は、ベーシックインカムの導入と短時間正社員制度の普及が
必要になるでしょうね…

公務員の問題は、公務員だけの問題ではないと認識させられました。

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作家の栗本薫さんが亡くなりました。

<訃報:江戸川乱歩賞の作家、栗本薫さん 56歳>
(毎日新聞 2009年5月27日 11時46分)
http://mainichi.jp/select/person/news/20090527k0000e040048000c.html?link_id=RSH03

中島梓として『象印クイズ ヒントでピント』に
出演されていたのを思い出しました。

結局『グイン・サーガ』は未完のままです。

ヒロイック・ファンタジーとして考えるなら、
外伝の『七人の魔道師』で
「ヤンダル・ゾッグとの戦いは続く!」という
「きれいな終わり方」をしているのですが。


栗本薫 『七人の魔道師』 (ハヤカワ文庫)

つつしんで栗本さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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Amazonで『子連れ狼 冥府魔道の巻』を購入。
劇場版『子連れ狼』のDVD-BOX第2弾になります。



主演は若山富三郎。ちょっと太めですが、殺陣は抜群です。

第4作 『子連れ狼 親の心子の心』
第5作 『子連れ狼 冥府魔道』
第6作 『子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』

そしてアメリカで再編集された『SHOGUN ASSASSIN』が特典ディスクに。

当然セリフは英語で吹き替えられていますが、
口の動きが自然に合っています。
まるで役者自身が英語で話しているようです。

しばらくチャンバラを堪能できそうです。

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北朝鮮が地下核実験を行ったとの声明を発表しました。

<北朝鮮核実験〈朝鮮中央通信の報道全文〉>
(asahi.com 2009年5月25日12時18分)
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250148.html

アメリカ、中国、ロシアも北朝鮮を非難しています。

<北朝鮮の核実験、米・中・露が非難>
(2009年5月25日23時02分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090525-OYT1T01075.htm

社民党の重野幹事長も、談話を発表しています。

<北朝鮮による核実験に抗議する(談話)>
(社民党公式サイト)
http://www5.sdp.or.jp/comment/2009/dannwa090525.htm

実際に地下核実験が行われたかは、
大気中に放出された放射性物質を採取する必要があります。

現在のところ、放射性物質が検出されたとの報道はありません。

北朝鮮の自称「実験成功」に踊らされ、過剰反応しないことが望まれます。

当然のことながら、ブラフであるか否かにかかわらず、
「核実験を実施した」と公言することは、国連決議違反であり、
核兵器の廃絶を望む人々の思いを踏みにじる暴挙であることは
言うまでもありません。

「瀬戸際外交」で危機感を煽る北朝鮮の姿勢が、
在日朝鮮人の立場を悪くしていることに気付かないのでしょうか?

個人としての見解ですが、今回の核実験にも断固抗議します。

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自民党の菅選対副委員長が、
衆議院の定数を削減するよう提案しています。

<衆院定数50以上削減を 政権公約で自民・菅氏>
(MSN産経ニュース 2009.5.24 23:14)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090524/stt0905242316006-n1.htm

また、民主党は従来からの方針として、
衆議院の比例代表の定数を80削減することとしています。

<「議員定数削減」「世襲」に関して議論 政治改革推進本部役員会>
(民主党公式サイト 2009/02/06)
http://www.dpj.or.jp/news/?num=15175

この点については、少々データは古いのですが、
自由法曹団の意見書が参考になります。

<党利党略の比例区定数削減を批判する>
(自由法曹団 1999年10月)
http://www.jlaf.jp/iken/99/iken_991000.html

この意見書によると、下院議員一人当たりの人口は、
先進資本主義国(アメリカを除く)では約10万人。
日本は約25万人ですから、ヨーロッパ並みの定数にすると、
逆に倍増させなければならないことになります。

アメリカの人口は日本の2倍ですが、
下院議員の定数は435人で日本よりも少なくなっています。
ただ、アメリカは連邦制であり、
州が国家並みの権限を持っていることを考慮しなければなりません。

州の下院議員(ほとんどの州が二院制)の定数を見ると、
日本の都道府県議会の定数よりも多くなっています。

ニューハンプシャー州の人口は115万人。
州議会の下院の定数はなんと400人です。
カリフォルニア州の人口は3159万人。
州議会の下院の定数は80人。
単純に人口比例というわけではありません。

もし「仕事をしない議員が多すぎる」というのであれば、
政党が次の選挙で公認しなければよいのです。

「議員数の少ない方が効率的」というのであれば、
衆議院よりも参議院の方が仕事をしていることになり、
衆議院自体が不要ということになります。

国会議員は国民の代表として法律を作り、
官僚をコントロールするのが仕事です。

中央集権、官僚主導の仕組みを変えることなく、
議員定数を削減するだけでは国会の弱体化を招くだけです。

また、アメリカのように公費で十数名のスタッフを
雇用できるようにもすべきです。

ともあれ、政権交代で国会が活性化すれば、
小手先の定数削減論など消えてしまうと思うのですが。

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ケータイ刑事ファンとしては、この記事を書かねばなりません。

「銭形家7人目の刺客」が決定しました。

雑誌で先行発表というのも珍しいパターンですが、
『ケータイ刑事 銭形命』が7月から放送開始です。

『ザ・テレビジョン』で確認しました。

MEICHIKUさんから情報を頂きましたので、
この場を借りて御礼を申し上げます。

<7代目・決定!>
(MEICHIKUえんため・ぶろぐ 2009年05月23日)
http://meichiku-et.seesaa.net/article/120054007.html

主演は岡本あずさ、共演は松崎しげる。

「雷」「海」と自然ネタが続いたので、
三女も自然にちなんだ名前(たとえば「星」)と思っていました。

または太陽系の「水金地火木土天海冥」で「海」の次は「冥」かな…
とも思いましたが、「冥」という字は縁起の良い字ではありませんので、
同じ読みの「命」にしたのかもしれません。
(ちなみに「雷」は雷神ジュピターの名をもつ木星)

7月からはテレビ朝日系で『メイド刑事』も始まります。
こちらの主演は福田沙紀。

<テレビ朝日のサイト>
htasahi.co.jp/meido/tp://www.tv-

「刑事ドラマ」「京都」「メイド」の三拍子がそろっているので、
京都府民としては注目せねばなりますまい。

ともあれ、またこれで生きる張合いができました。

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白善  『若き将軍の朝鮮戦争』(草思社)を読む。



白将軍は1920年、平安南道(現在の北朝鮮)生まれ。
満州国軍官学校を卒業後、満州国中尉として終戦を迎えます。
後に韓国の大統領となった朴正煕と同じです。

終戦後は北朝鮮に戻り、
「朝鮮のガンジー」と呼ばれた晩植の下で建国運動に参加。
北朝鮮の共産化が進む中、韓国に逃れます。

韓国軍に入隊後は朝鮮戦争で功績をあげ、
33歳で大将に昇進しました。文字通り「若き将軍」です。

退役後も政財界で活躍し、現在88歳で御健在です。
韓国初の「名誉元帥」に推戴されることも内定しているそうです。

この本は朝鮮戦争のエピソードが中心ですが、
平易な文体と簡潔な表現で読みやすい内容になっています。

白将軍は日本語も堪能で、この本も日本語で書かれています。
(前書きを読むと口述筆記のようですが)

白将軍は満州国軍時代、
ゲリラ討伐部隊の「間島特設隊」に所属していました。
討伐の対象となったゲリラの中には、金日成もいました。

もっとも白将軍が着任した当時、金日成はすでにソ連に逃れていたため、
直接対決はなかったのですが。

終戦後、白将軍は北朝鮮で金日成と会話を交わす機会があり、
「中国共産党指導下のゲリラ組織の一員だった金日成」と認識しています。

逆にいえば、白将軍の回想によって、
金日成が実際に抗日パルチザンとして活動していたことが
証明されたことになります。

単なる戦記モノではなく、
激動の時代を生きた半生記としても読むことができますので、
「名誉元帥」推戴を機に文庫化されることを希望します。

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民主、社民、国民新党の幹事長が会談を行いました。

<民主、連立前提に協議提案 社民、国民新は態度保留>
(京都新聞電子版 2009年5月21日)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009052100131&genre=A1&area=Z10

以前からの主張を繰り返しますが、
総選挙前に三党で連立に向けた政策合意を結ぶべきです。

三党連立政権で実施すべき政策の最小限綱領は、
経済評論家の植草一秀さんが指摘している次の5点です。

① 企業献金全面禁止
② 「天下り」、「渡り」全面禁止
③ 世襲立候補制限
④ 消費税大増税阻止
⑤ 人間尊重の政治

<フジテレビ偏向民主攻撃を粉砕する毎日世論調査>
(植草一秀の『知られざる真実』 2009年5月18日)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-4672.html

植草さんのブログで「語録」をご紹介いただいた上、
リンクまで設定していただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。

遅くとも9月までには総選挙が行われます。
来年7月には参議院選挙が行われる予定です。

次の総選挙で政権交代を成し遂げ、
約1年後の参院選までに実現させるものとしては、
上記の5つで十分です。

社民党側から追加を主張するならば、
◇ 消費税と同じく、憲法改正も政治課題としない
◇ ソマリアの海賊対策には海上保安庁を派遣
◇ 郵政民営化の見直し(=「かんぽの宿」問題の徹底追及)
などがあるでしょう。

それらを肉付けすれば、立派な連立合意が作成できます。

マニフェストには財源問題がつきものとされますが、
① 企業献金全面禁止
② 「天下り」、「渡り」全面禁止
③ 世襲立候補制限
④ 消費税大増税阻止
については予算の裏付けを必要としません。

政策には予算が必要なものと不要なものがありますが、
予算の裏付けなしに実行できる政策は、どんどん合意すべきです。

「自民党対民主党」の構図になれば、その他の政党は埋没する危険があります。
しかし「自公政権」対「野党連合」の対立なら、
自己アピールは必要ながら、埋没の可能性は低くなります。

社民党は政策協議の場に、
「引かぬ!媚びぬ!省みぬ!」の精神で臨めばよいのです。
(「省みる」は必要ですが…)

北斗の拳 パチンコ 


あくまで三党による政策合意を締結することを主張します。

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京都府知事 山田啓二/京都府政研究会 編著
『危機来襲~鳥インフルエンザ・48日間の攻防~』(京都新聞出版センター)


「養鶏場で大量の鶏が死んでいる・・・」1本の匿名電話が告げた衝撃の事実。
危機管理体制の実際を検証しつつ、当事者自らが克明にたどる苦闘の記録。



2004年2月26日 京都府で鳥インフルエンザが発生。
2004年4月13日 京都府知事、終息を宣言。

山田知事を先頭とする京都府が、
危機管理に取り組んだ48日間の様子を克明に描いています。

鳥インフルエンザへの対応について、知事は以下の点を徹底させました。

◇ 現地・現場主義
◇ 情報公開の徹底
◇ 国・市町村との連携
◇ 第三者による同時検証

これが、48日で早期に終息宣言を出すことができた要因です。

また、京都府は鶏の処理に自衛隊の出動を要請しましたが、
災害時における自衛隊の必要性について実感させられました。

一度に大量の人員を投入し、迅速に作業を進めるためには、
自衛隊という組織が適任です。

ただ、地震などとは異なり、鳥インフルエンザでの出動要請となると、
前例がないために調整が必要となりました。

現場が求める必要性が、霞が関に届かないもどかしさ…
穏やかな知事の文体を通して、その思いが伝わります。

現在、豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)が問題となっていますが、
行政は何をすべきかについて、この本から学ぶことは多いと思います。

*ここで「豚インフルエンザ」という表現を用いましたが、
 豚肉を食べてもインフルエンザは感染しないので、ご安心を。

<ブタインフルエンザに関するQ&A>
(国立感染症研究所 感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/QAindex.html

京都府の新型インフルエンザ対策については、
府のサイトをご覧ください。

<新型インフルエンザ対策について>
(京都府 公式サイト)
http://www.pref.kyoto.jp/shinflu/index.html

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北方謙三の長編小説『水滸伝』全19巻(集英社文庫)。
その続編である『楊令伝』も現在9巻まで発売中です。

『水滸伝』を『小説すばる』連載中から読んでいましたが、
最終回がなんと第70回。

おそらく、70回で完結するように構成されていたのでしょう。

というのも、原典の『水滸伝』には
七十回本、百回本、百二十回本の三種類があり、
もともとの構成だった百回本に二十回分を追加したのが百二十回本、
後半部分を削除したのが七十回本です。

中国では七十回本が、日本では百二十回本がよく読まれています。

その七十回本にならって、連載70回で終了、なのでしょう。

<以下ネタバレ注意>

北方『水滸伝』も原典とほぼ同じ展開なのですが、
田虎の反乱を先に鎮圧しており、最後に梁山泊は童貫によって壊滅します。

続編の『楊令伝』では、
遼との戦い、王慶との戦い、方臘の反乱、童貫戦の勝利、
そして北宋の滅亡が描かれています。

もし連載120回(『水滸伝』から通算)で完結ならば、
『楊令伝』は50回で最終回、ということになります。

『小説すばる』六月号の時点で第32回。

連載3回分で単行本1巻のペースなので、
50回なら16巻余り。

もし17巻ならば通算で36巻。
108の星のうち天罡星の数36と同じです。

もしかしたら、そこまで考えて構成されているのかもしれませんね。

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社民党の機関紙『社会新報』5月13日号に、
北海道大学大学院准教授の中島岳志さんのインタビューが掲載されています。

中島准教授は保守派の若手論客として知られ、
『中村屋のボース』(白水社)や『パール判事』(白水社)などの
著作があります。

その中島さんが『週刊金曜日』の編集委員に就任したとのことなので、
インタビューが行われたようです。

「左派と右派のそれぞれには、どういった視点が必要でしょうか。」
との問いに、中島さんはこう答えています。

中島 両派とも「自分たちは少数派だ」という意識が強すぎて、
   片方が「改憲だ」と言えば他方は「護憲だ」と応じ、
   また「安保改定だ」と言えば「改定阻止だ」と応じる。
   このように「アンチの構造」が出来上がり、
   自分たちがよって立つ思想の根源が見えなくなり、
   思考が硬直化しているように思います。

ネット上での論調を見て思うのですが、
「アンチ○○」で盛り上がってはいても、
主義主張の感じられないものが多いようです。

賛否は別にして、話の筋道が通っている主張については、
議論の対象として取り上げるべきです。

このブログでも単なる「アンチ」の表明にはならないように
気をつけているつもりです。

また、できる限り「右」の意見も紹介していきます。
(「右」ばかりというご批判は甘受します)

さて、今は機関紙『社会新報』機関誌『月刊社会民主』の拡大期間中です。
(党活動の一環として年中そうなのですが)

できれば京都府連合から購読していただけると助かります。
拡大目標がありますので。

購読料は前払いで頂けると、さらに助かります。

【1ヶ月700円(送料160円)/6ヶ月5160円/12ヶ月10320円】

京都府連合のサイトはこちらです。
http://www.geocities.jp/sdpkyoto_nozaki/

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土日に各社が世論調査を行っています。

<鳩山氏43%、麻生氏32% 共同通信緊急調査の首相適格性>
(京都新聞電子版 2009年5月17日)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009051700093&genre=A1&area=Z10

<世論調査:首相にふさわしいのは鳩山氏34%麻生氏21%>
(毎日.jp 2009年5月17日 21時21分 更新:5月17日 21時46分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20090518k0000m010065000c.html

<鳩山氏「期待せず」53%、民主支持31%…読売世論調査>
(2009年5月18日00時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090518-OYT1T00005.htm?from=main3

「麻生・鳩山のどちらが首相にふさわしいか?」という質問では、
どの調査でも鳩山民主党代表のほうが麻生総理を上回っていました。

鳩山43.6% 麻生32.0% (共同)
鳩山34% 麻生21% (毎日)
鳩山42% 麻生32% (読売)

こういった質問の設定自体が二大政党制への誘導であり、
適切なものとは言い難いのですが、その是非は置いておきます。

ただ、少なくとも鳩山代表の方が支持されていることは証明できます。

また、政党支持率でも、民主党が自民党を上回っています。

民主30.0% 自民25.2% (共同)
民主30% 自民23% (毎日)
民主30.8% 自民28.4% (読売)

次期衆院選での比例の投票先でも同じです。

民主37.3% 自民27.2% (共同)
民主41% 自民27% (読売)

世論調査の結果が投票行動に結びつくわけではありませんが、
「民主党優勢」の流れは変わらないでしょう。

ちなみに、麻生内閣の支持率と不支持率は次のとおりです。

支持26.2% 不支持60.2% (共同)
支持24% 不支持58% (毎日)
支持30.0% 不支持60.4% (読売)

内閣支持率の「危険水域」が30%ですから、
「政権末期」の様相は変わらないままです。

ここで注意すべきは、次の総選挙は「自民党対民主党」ではなく、
「自公連立政権」対「民主・社民・国民新党の野党連合」の
「グループ対抗戦」であるということです。

自民党と民主党の比較だけでは、判断を誤る可能性があります。

大切なことは、
① 民主・社民・国民新党(+その他の野党)で過半数を制する
② 社民党が法案提出可能な21人以上の議席をめざす
ということです。

総選挙での政権交代に向けて、着々と準備を進めましょう。

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民主党の新しい代表に、鳩山由紀夫氏が決定しました。

福島党首が記者会見で見解を述べています。

<民主党新代表決定について(記者会見要旨)>
(社民党公式サイト)
http://www5.sdp.or.jp/comment/2009/dannwa090516.htm

福島党首は、民主党が実現すべき「新政治改革」として、

(1)企業献金禁止
(2)天下り禁止
(3)国会議員の世襲禁止

の3つを挙げています。

また、経済評論家の植草一秀さんは、

(1)政治献金全面禁止
(2)天下り根絶
(3)消費税大増税阻止

の旗を鮮明に掲げて総選挙に臨むべしと述べています。

<民主党の見識を示す鳩山由紀夫新代表選出>
(植草一秀の『知られざる真実』 2009年5月16日)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-16b3.html

「消費税大増税反対」について社民党も異論はありません。

<消費税大増税は本当に必要か>
(社民党公式サイト)
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/tax/tax0801.htm

少なくとも次の衆議院の任期中は、
消費税の税率アップは行わないということについて、
民主・社民・国民新党の3党で政策合意を結ぶべきです。

「消費税引き上げ議論の停止」と「官僚主導政治の打破」を
鳩山民主党は強くアピールすべし、というのが中田安彦さんの見解です。

<鳩山新代表会見、注目部分を整理>
(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2009年 05月 16日)
http://amesei.exblog.jp/9735727/

自公政権に代わる新しい連立政権が実現すべき政策の
「最小限綱領」の内容について、識者の意見はほぼ一致しています。

民主・社民・国民新党の3党で政策合意を結び、
来るべき総選挙での勝利に向けて再始動すべき時です。

微力ながらこのブログでも、
政権交代に向けたメッセージを発信していきます。

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