毎週金曜放送中の『必殺仕事人2009』。
からくり屋の源太(大倉忠義)亡き後、
新レギュラーに加わったのが、仕立て屋の匳(田中聖)。
「聖」と書いて「こうき」とは、なかなか読めませんよね。
赤い仕立て糸で首を絞めて殺す「吊るし系」の仕事人です。
第17・18話と、匳の殺しのシーンが格好良くなっています。
糸で締め上げるときの「キリキリキリ…」と軋む音。
効果音だけで殺しの説得力が出ます。
それまでは、いつ糸が切れるのか心配になりそうな描写だったのですが。
スタッフも試行錯誤しているのでしょう。
殺した後、糸を指で巻き取るしぐさもケレン味があります。
源太のキャラクターはよかったのですが、
仕込みの竹筒が太くなり、絞めたときの紐がユルユルに見え、
見栄えがしなかっただけに、匳の殺しには期待できそうです。
源太も初期のような細い竹筒を使い(涼次と区別したいのはわかりますが)、
組紐屋の竜のような殺し方にすれば、もっと格好よかったのに…
と、残念に思います。
また、主水、小五郎、涼次、匳の微妙な距離感も、
画面に緊張感を与えています。
新レギュラーの加入は成功といってよいでしょう。
藤田まことの体調も良くなっているように見えますし、
『仕事人2009』最後まで楽しみにしています。
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