社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



渡辺喜美『民主党政治の正体』(角川SS新書)を読む。



「みんなの党」代表の渡辺喜美代表の著書。

渡辺氏が自民党時代から取り組んでいる
公務員制度改革の話がメインです。

民主党批判もスパイスとしてちりばめられています。

目次を紹介します。

プロローグ 「2010年こそ、ニッポン政治の正念場」
第1章 政権交代後の民主党の実態
第2章 これでいいのか?民主党!
第3章 官僚主導の政治体制を崩し、政治主導へと転換せよ!
第4章 だから公務員制度改革が必要なんだ!
第5章 「みんなの党」の役割
第6章 われわれは日本に必要な成長戦略を持っている!
エピローグ 「Your Party」としての役割

政治主導実現のためには、
官民公募による総理直属の裏方スタッフの充実と、
国会法39条の改正で
国会議員が兼職可能な政務スタッフの配置が必要
との指摘には賛成です。

総理大臣が強いリーダーシップを発揮できる体制を
整備することが改革断行の条件になるはずですが、
菅内閣の現状を見ると迷走しているように思われてなりません。

目の前の課題をリアルタイムで処理するので精いっぱい、
という印象。

レヴィン『レーニンの最後の闘争』(岩波書店)に描かれるように、
官僚主義との戦いこそ左翼の真骨頂であるべきです。
(スターリニズムも左翼だ、といえばそうなのですが)

社民党こそ官僚主義と対峙すべき存在なのです。

「政治主導の体制で何をするのか」という点では
「みんなの党」と意見が異なりますが、
まずは政治主導の仕組みを整えることが先決です。

その上で次の選挙まで時間をかけてマニフェストの実現に取り組む。

政局話に興味は湧きませんが、
通常国会を前に仕切り直しをした方がいいでしょう。

内閣改造や党役員人事ではなく、
政治主導の体制固めに必要なスタッフ体制の整備。

それこそが菅内閣が第一に手掛けるべきことです。

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