パンチェン・ラマ11世ゲンドゥン・チューキ・ニマの強制失踪事件から25年

パンチェン・ラマ11世ゲンドゥン・チューキ・ニマが失踪してから25年になります。

パンチェン・ラマはダライ・ラマに次ぐ存在で、
ダライ・ラマ同様転生者が即位します。

パンチェン・ラマ10世が1989年に死去。
1995年5月14日にダライ・ラマ法王がゲンドゥン・チューキ・ニマ（当時6歳）を
パンチェン・ラマの転生者としてパンチェン・ラマ11世に認定しました。

ところが、チベットに在住していたゲンドゥン・チューキ・ニマは、
5月17日に中国当局によって両親とともに拘留されました。

中国政府はギェンツェン・ノルブ（当時6歳）をパンチェン・ラマ11世に認定しましたが、
ゲンドゥン・チューキ・ニマの所在は現在も不明です。

Tibet’s Panchen Lama – Once the World’s Youngest Prisoner of Conscience – Turns 30


ギェンツェン・ノルブ氏の現在の姿は、この動画で見ることができます。

Chinese President Urges Panchen Lama to Carry forward Patriotic Tradition


流暢な英語を話すギェンツェン・ノルブ氏は、中国のチベット工作のために
幼少期から訓練されているのでしょう。

Panchen Lama extends New Year greetings


チベット自治区ではギェンツェン・ノルブ氏が「パンチェン・ラマ11世」として
宗教行事を行っています。

Panchen Lama's First 'Kalachakra' Ritual Closes Successfully in Tibet


5月17日にはゲンドゥン・チューキ・ニマの釈放を求めるイベントが行われます。

CTA to mark the 25th Anniversary of Panchen lama’s Enforced Disappearance


この問題についてチベット亡命政府が作成した冊子があるので、ご参照ください。

MISSING FOR 25 YEARS 2020【PDFファイル：3.76MB】

私もパンチェン・ラマ11世ゲンドゥン・チューキ・ニマの早期釈放を求めます。

パンチェンラマはどこですか