「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。
考えてもみよ、我々が送り届けた鉱物資源の量を。
ジオンはあと十年は戦える。」
(マ・クベ大佐)
私は社民党の生命線を次のように考えています。
(1)5人以上の国会議員
(2)47都道府県の地方組織、端的には事務所
これが維持できなくなったとき、
社民党は全国政党ではなくなったと判断します。
「5人以上の国会議員」というのは
政党助成金を受け取ることができる要件ですが、
厳密には1人以上国会議員がいて、
直近の国政選挙での得票率が2%以上あれば、
助成金を受け取ることができます。
このまま順調(?)に得票が減っても、
あと数年は政党交付金を受け取ることができます。
国会議員の定数削減、特に比例代表が削減されると、
衆参合わせて5人以上の議席が確保できるか、
危機的な状況になります。
だから「党再建計画」を検討しているのか…
というわけではないでしょうが。
国会議員の仕事は法律を作ることですから、
全国政党としては少なくとも法案提出権を持つ
衆議院議員21人、参議院議員11人の確保を
目指さなければなりません。
さらに予算を伴う法案を提出できる
衆院51人、参院21人を確保できれば、
存亡の危機を脱したといってよいでしょう。
イギリスでいえば自民党のレベルです。
「党再建計画」というからには、
ここまでのロードマップを示すべきです。
社民党に改称した当初のレベルまで
「再建」するといえば理解しやすいでしょうか。
しかし、単純に過去の社民党へ復帰するのではなく、
新たな組織論も模索しなければならないでしょう。
そこが難しい課題です。
このままでは議員数も得票数も党員数も減り続け、
組織として衰亡への道を歩み続けることになります。
あと数年が勝負です。
マ大佐のように、
「憲法9条、あれは、いいものだ!」
と叫んで爆死しないようにしたいものです。
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