すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

ここにしかない、景色。

2013-03-04 23:07:30 | 関ジャニ∞
うーん。
なんでしょうね、どこでしょうね。

私の住む街には。
取り立てて特筆すべきものはないようにも思いますけども。

どこにでもあるようで。
ほかのどこでもない、
ここにしかない景色。

昔。
それこそ、大昔。

私の最初の記憶が始まる場所があるんです。

覚えている限り、そこにいる私が、一番幼くて。

踏切を超えて、二手に分かれた道。
片方へ行けば、祖母の家につながる道。

でも、それがどちらかわからなくて泣きじゃくってる私。

覗き込んでくる顔が、なにかを問いかけてる。

ただそれだけの、記憶。

新聞配達の仕事で共働きだった両親は、
朝まだ眠ってる私をおいて仕事に出るのも、しばしばだったようで。

おそらく、その朝も目覚めたら私は独りだったんでしょう。

父母を探して、というより。
何故か祖父母の家を目指して家を出たようで。

分かれ道で迷子になって泣いてる私を、偶然みつけたのが。
父母の同僚でもある新聞配達のお兄さんだったそうです。

国道脇の家からその踏切まで。
よくもまあ、事故らなかったもんだと思いますが。

大人の腕から腕へ。
手渡されてる感覚も、よく覚えています。

写真に撮れるものなら。

あの時の、あの分かれ道の風景を撮っておきたい、とも思うのですが。

今でも時折通りかかる、その場所は存在しても。
景色が違っているのが残念だな、とも思うのです。

50年、という歳月は。
そういうもんですよね。

今の私にとっての、ここにしかない景色。

探して散歩してみるのも、いいのかもしれません。




コメント
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