バレエ・ミュージカル好き?の鈴付き猫のぼやき
ねこまくらん
付記2クレオパトラ
そういえば、日曜のキャストで、遅沢シーザーと杉野ブルータスのシーンは二人とも演技面でも定評があるだけに濃かった気が。
二人の会話が聞こえてきそうだった。
な、中で些細なトラブル発見。
赤いローブを恰好良く脱ぎ落したシーザー。でもちょっと勢いが良すぎた模様。
4人の女性たちの踊りが始まっているとき、ブルータスがシーザーの上手側でなにやらローブの下をごそごそ探っていた。
それはシーザーに催促されて盃を渡そうとしていたのだけど、ローブが上にかかってしまっていたからだった。
無事に盃は出せたけど、そこだけ切り出したらマジシャンのようで^^;(布の中からワインの入ったグラスを出したりするみたいな)
その後もはみ出たローブを片付けているブルータスが、甲斐甲斐しく洗濯物を畳むお母さんのような佇まいにも見えてしまい・・・
後のシーンでは、あんなに世話焼きなブルータスに裏切られるなんて、とんだ暴君だなシーザー!
とか
いろいろ尽くしていた(だろう)ブルータスの最期に一層涙を誘われた。
火あぶりシーンはショッキングだけど、その間のエピソードはないから、史実を知らないとたしかに「全然わかんない!」だろうな・・・
全体的に漠然とした流れで(話が大きすぎて)、個々の細かいエピソードがあまりないのよね・・・
その辺のバランスって難しいなあ・・・
二人の会話が聞こえてきそうだった。
な、中で些細なトラブル発見。
赤いローブを恰好良く脱ぎ落したシーザー。でもちょっと勢いが良すぎた模様。
4人の女性たちの踊りが始まっているとき、ブルータスがシーザーの上手側でなにやらローブの下をごそごそ探っていた。
それはシーザーに催促されて盃を渡そうとしていたのだけど、ローブが上にかかってしまっていたからだった。
無事に盃は出せたけど、そこだけ切り出したらマジシャンのようで^^;(布の中からワインの入ったグラスを出したりするみたいな)
その後もはみ出たローブを片付けているブルータスが、甲斐甲斐しく洗濯物を畳むお母さんのような佇まいにも見えてしまい・・・
後のシーンでは、あんなに世話焼きなブルータスに裏切られるなんて、とんだ暴君だなシーザー!
とか
いろいろ尽くしていた(だろう)ブルータスの最期に一層涙を誘われた。
火あぶりシーンはショッキングだけど、その間のエピソードはないから、史実を知らないとたしかに「全然わかんない!」だろうな・・・
全体的に漠然とした流れで(話が大きすぎて)、個々の細かいエピソードがあまりないのよね・・・
その辺のバランスって難しいなあ・・・
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追記クレオパトラ
帰り道、ホールを出たと思しき親子の、子供の言葉。
「全然わかんなかった!」
高学年の小学生かのぅ・・・
確かに世界史をやってないとストーリーはわからないかもねえ・・・。
というのを帰ってむすこに話したら、やっぱり世界史云々の話と、もう1つ
その子はストーリーのほかに踊りや音楽からは何にも感じなかったのかねえ、と言っていた。
・・・それも確かに。
レセプターの無い*子だったかもね。
*似たような話をしたときの、先々代の上司の表現。
ウイルスがヒトの細胞に入り込むには、レセプターと呼ばれる部分と結合する必要がある、ので
元々受け取る器官(資質)がない、と言いたかった模様。
「クレオパトラ」は子供向けじゃない作品だろうな。
芸術には「18禁」ってないんだっけか・・・
「全然わかんなかった!」
高学年の小学生かのぅ・・・
確かに世界史をやってないとストーリーはわからないかもねえ・・・。
というのを帰ってむすこに話したら、やっぱり世界史云々の話と、もう1つ
その子はストーリーのほかに踊りや音楽からは何にも感じなかったのかねえ、と言っていた。
・・・それも確かに。
レセプターの無い*子だったかもね。
*似たような話をしたときの、先々代の上司の表現。
ウイルスがヒトの細胞に入り込むには、レセプターと呼ばれる部分と結合する必要がある、ので
元々受け取る器官(資質)がない、と言いたかった模様。
「クレオパトラ」は子供向けじゃない作品だろうな。
芸術には「18禁」ってないんだっけか・・・
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クレオパトラ
この土(ソワレ)日(マチネ)はKバレエの「クレオパトラ」。
2週末連続での鑑賞、ちょっと息切れ気味。
主役はもちろんクレオパトラ・・・だけど、今回はジュリアス・シーザー役のウェイトも大きかった。
何しろくまさん♪、遅沢さんだったので。
この先よっぽどのことじゃなきゃ、Kバレエのチケットは買わないかもね!
なんて言っていたら、予想外にその事態が早く起こったのだった。
特にくまさん♪は久々の舞台で。
くまさん♪のシーザー役(偉そうな役)なんて、どハマりだろうな・・・と思っていたけど、その通りで、演技する必要がないほど素(笑)。
踊りの方はどうかしら?と思っていたけど、変わらずにくまさん♪で。懐かしいやら、変に安心するやら。
あらためて、くまさん♪は世界中どこに行っても、いつでも、くまさん♪なのだな(唯一無二)と思った。
遅さんのシーザーはもう少し細かい役作りというか、演じている部分があって、巧みだな、と思った。
浅川さん、遅さんのパ・ド・ドウがまた観られる日がきて、とても嬉しかった。
クレオパトラは、日高さんは動きがとてもシャープで「変な動き」(←暴言、バレエにあるまじき振付とでも言いましょうか)でもすっきり気持ちいい。でもまだなんというか、あまり自分のものになっていない感が感じられた・・・というのは、やっぱり浅川さんは初演からなので、それに比較して、という問題かと。
浅川さんのは実在感が半端ない(って、実在のクレオパトラなんて全く知らないけど)。あと階段の頂上ポーズや落ち方が美しかった・・・のは、もしかすると二人ともそう違わなかったのかもしれなくて、観ていた席の場所に依るものだったかも。
なにしろ土曜は極めて壁に近い席だったので^^;
下手側だと最初の幕のホルス?像、上半身が見えないんだ、ということに気が付いた。
あと、くまさん♪の舞台はここのところ(ってずいぶん長いスパンだけど)一階席の横の通路より前で観たことがない。
チケ運には乏しい方なので、最近は配信の方がいいのかな、とも思える(でもくまさん♪の回ではないのよねえ・・・)
遅沢さん、名誉プリンシパルに就任、おめでとうございます。
・・・ということは40才になっていたのね。
2週末連続での鑑賞、ちょっと息切れ気味。
主役はもちろんクレオパトラ・・・だけど、今回はジュリアス・シーザー役のウェイトも大きかった。
何しろくまさん♪、遅沢さんだったので。
この先よっぽどのことじゃなきゃ、Kバレエのチケットは買わないかもね!
なんて言っていたら、予想外にその事態が早く起こったのだった。
特にくまさん♪は久々の舞台で。
くまさん♪のシーザー役(偉そうな役)なんて、どハマりだろうな・・・と思っていたけど、その通りで、演技する必要がないほど素(笑)。
踊りの方はどうかしら?と思っていたけど、変わらずにくまさん♪で。懐かしいやら、変に安心するやら。
あらためて、くまさん♪は世界中どこに行っても、いつでも、くまさん♪なのだな(唯一無二)と思った。
遅さんのシーザーはもう少し細かい役作りというか、演じている部分があって、巧みだな、と思った。
浅川さん、遅さんのパ・ド・ドウがまた観られる日がきて、とても嬉しかった。
クレオパトラは、日高さんは動きがとてもシャープで「変な動き」(←暴言、バレエにあるまじき振付とでも言いましょうか)でもすっきり気持ちいい。でもまだなんというか、あまり自分のものになっていない感が感じられた・・・というのは、やっぱり浅川さんは初演からなので、それに比較して、という問題かと。
浅川さんのは実在感が半端ない(って、実在のクレオパトラなんて全く知らないけど)。あと階段の頂上ポーズや落ち方が美しかった・・・のは、もしかすると二人ともそう違わなかったのかもしれなくて、観ていた席の場所に依るものだったかも。
なにしろ土曜は極めて壁に近い席だったので^^;
下手側だと最初の幕のホルス?像、上半身が見えないんだ、ということに気が付いた。
あと、くまさん♪の舞台はここのところ(ってずいぶん長いスパンだけど)一階席の横の通路より前で観たことがない。
チケ運には乏しい方なので、最近は配信の方がいいのかな、とも思える(でもくまさん♪の回ではないのよねえ・・・)
遅沢さん、名誉プリンシパルに就任、おめでとうございます。
・・・ということは40才になっていたのね。
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ジゼル
新国立劇場に土曜日の昼公演を観に行った。吉田監督の作品だし、ジゼルだし興味津々で。
一言でいえば「手堅い」という印象。のんびりペースに感じるのはKバレエと比べるからなのか?(笑)
以下は思いつくまま書きなぐり。ネタばれ注意。
音楽は所々短くしていたり、伸ばしていたり。でもあまり突飛なところはなかったと思う。
ラストの夜明け音楽はとてもほのぼのした雰囲気に感じた。
狩りの角笛、返信の楽器が凝っていたかな(確証持てず)
衣裳もオーソドックスだけど綺麗。ジゼル家は青系、大公たちは赤系。
そしてアルブレヒトもしっかり赤系。
ウィリーの羽(昆虫っぽいやつ)は好き。ロイヤル譲り?
一幕に踊る若者たち以外の村人が居た(いままで居そうでいなかったなあ・・・)
狩りの貴族たち、獲物はぶら下げず、すっきり猛禽類を連れていた。
収穫祭?赤ぶどうを踏んでいたとみられる子役が登場。細かいこだわり?
花占いの花が実はヒラリオンのプレゼントだった(でもジゼルはそれに気がつかず)、というのが状況を暗示している?
とても特徴的だったのは二幕の美術。
墓が二階建て(いや三階建てか?)、舞台奥にスロープがしっかりあるのも。
だからウィリー達が洞窟っぽいところから現れる。ヒラリオンの最期も一段高いところから突き落とされるので、分かり易い^^;
最初の方でせり上がったウィリーはミルタだったのかどうか?(ベールが結構厚くてよく見えない)
二階のお墓はあの薄い地面の層に埋まっているのだろうか?と気がそぞろにもなってしまった(変なことに気がついてしまう性分)
二幕とも群舞のフォーメーションがかなり凝っていた。二階席から見ていたのでとても面白かった。
しかしそれだけにやはり少し遠く、小道具の植物が全然判別できなかった(リアルにしてはいないのか?)
ミルタは大きな枝を持っていない・・・ので、ジゼルの愛でぼっきり、もない。
ウィリー達を召喚するときだけ、何かの枝を2本持っていたけど。
アルブレヒトは白い百合(たぶん造花)を持ってくるけど、お墓に供えるだけ。最後にばら撒かない。
ジゼルがぶん投げる(笑)2本の花と、その後に一杯持ってくる花は同じだと思うけど、これまたなんだかわからず。
二幕にしては結構明るい照明なのだけども。
ここはいまいちジゼルの存在を疑うアルブレヒトに、「ここにいるのよー」と証明するためのものだったと思えた。
しかし沢山落とすので、アルブレヒトが全部拾うのが大変そう、かき集めるわけにもいかず(音の中で頑張れ!)
ジゼルが消え際に落としていく(たぶん)花もなんだったかな。ひときわ小さくてよく分からず。
序盤で持ってきたたくさんのと同じ花で良かったんじゃ?
踊りに関して、むむぅ・・・となったのはペザントパドドゥの1か所。
女性がピルエット~そのまま男性と腕組みして、るるべのまま止まる、は難しいんじゃないかなあ・・・監督(演出)、キビシイ~~
一言でいえば「手堅い」という印象。のんびりペースに感じるのはKバレエと比べるからなのか?(笑)
以下は思いつくまま書きなぐり。ネタばれ注意。
音楽は所々短くしていたり、伸ばしていたり。でもあまり突飛なところはなかったと思う。
ラストの夜明け音楽はとてもほのぼのした雰囲気に感じた。
狩りの角笛、返信の楽器が凝っていたかな(確証持てず)
衣裳もオーソドックスだけど綺麗。ジゼル家は青系、大公たちは赤系。
そしてアルブレヒトもしっかり赤系。
ウィリーの羽(昆虫っぽいやつ)は好き。ロイヤル譲り?
一幕に踊る若者たち以外の村人が居た(いままで居そうでいなかったなあ・・・)
狩りの貴族たち、獲物はぶら下げず、すっきり猛禽類を連れていた。
収穫祭?赤ぶどうを踏んでいたとみられる子役が登場。細かいこだわり?
花占いの花が実はヒラリオンのプレゼントだった(でもジゼルはそれに気がつかず)、というのが状況を暗示している?
とても特徴的だったのは二幕の美術。
墓が二階建て(いや三階建てか?)、舞台奥にスロープがしっかりあるのも。
だからウィリー達が洞窟っぽいところから現れる。ヒラリオンの最期も一段高いところから突き落とされるので、分かり易い^^;
最初の方でせり上がったウィリーはミルタだったのかどうか?(ベールが結構厚くてよく見えない)
二階のお墓はあの薄い地面の層に埋まっているのだろうか?と気がそぞろにもなってしまった(変なことに気がついてしまう性分)
二幕とも群舞のフォーメーションがかなり凝っていた。二階席から見ていたのでとても面白かった。
しかしそれだけにやはり少し遠く、小道具の植物が全然判別できなかった(リアルにしてはいないのか?)
ミルタは大きな枝を持っていない・・・ので、ジゼルの愛でぼっきり、もない。
ウィリー達を召喚するときだけ、何かの枝を2本持っていたけど。
アルブレヒトは白い百合(たぶん造花)を持ってくるけど、お墓に供えるだけ。最後にばら撒かない。
ジゼルがぶん投げる(笑)2本の花と、その後に一杯持ってくる花は同じだと思うけど、これまたなんだかわからず。
二幕にしては結構明るい照明なのだけども。
ここはいまいちジゼルの存在を疑うアルブレヒトに、「ここにいるのよー」と証明するためのものだったと思えた。
しかし沢山落とすので、アルブレヒトが全部拾うのが大変そう、かき集めるわけにもいかず(音の中で頑張れ!)
ジゼルが消え際に落としていく(たぶん)花もなんだったかな。ひときわ小さくてよく分からず。
序盤で持ってきたたくさんのと同じ花で良かったんじゃ?
踊りに関して、むむぅ・・・となったのはペザントパドドゥの1か所。
女性がピルエット~そのまま男性と腕組みして、るるべのまま止まる、は難しいんじゃないかなあ・・・監督(演出)、キビシイ~~
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感性
文春最新号(くまさん♪の談話部分)を読んで・・・
子どもの感性を育てる事業、というのに興味が湧いた。
今の学校教育で一番不足している部分だと思っているし、本来なら人として重要な部分だとも思う・・・
けど
ものすごく難しいことのようにも思えるから。
子どもを含めて人って千差万別、同じ人っていうのは居ないし、感性って持って生まれた部分が大きいように感じるし、育った環境もすごく影響するし、変化するにはそれだけに時間もかかるだろうから。
こうすれば、ああなる、っていうパターン化もできなくはないだろうけど、導く方の器も大きくないとダメだと思うし。なにより海より深い愛情が必要かと^^;
もうひとつ、大きな問題は、感性が豊かだと(鋭いと)、今の世の中はとても生きづらいってこと。
ともすると自滅しちゃうので、現実世界に対応できる術も教えてあげないと。
(これがまーこじらせると難しいんだわ!)
なので、また壮大な課題を考えているなあ・・・と、老婆心ながら思った次第。
ねこのひげ的には黄色信号。
子どもの感性を育てる事業、というのに興味が湧いた。
今の学校教育で一番不足している部分だと思っているし、本来なら人として重要な部分だとも思う・・・
けど
ものすごく難しいことのようにも思えるから。
子どもを含めて人って千差万別、同じ人っていうのは居ないし、感性って持って生まれた部分が大きいように感じるし、育った環境もすごく影響するし、変化するにはそれだけに時間もかかるだろうから。
こうすれば、ああなる、っていうパターン化もできなくはないだろうけど、導く方の器も大きくないとダメだと思うし。なにより海より深い愛情が必要かと^^;
もうひとつ、大きな問題は、感性が豊かだと(鋭いと)、今の世の中はとても生きづらいってこと。
ともすると自滅しちゃうので、現実世界に対応できる術も教えてあげないと。
(これがまーこじらせると難しいんだわ!)
なので、また壮大な課題を考えているなあ・・・と、老婆心ながら思った次第。
ねこのひげ的には黄色信号。
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