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外出記録

11月末から2回絵画展に行った。

1回は「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」@府中市美術館
2回目は「モネ 睡蓮のとき」@国立西洋美術館

今の時期?あちこちでミュシャ展を開催している模様・・・
その中の1つか。

ふたつの世界、の意味は前期のポスターや商品パッケージなどで大活躍していた時代と、その後の精神的、民族主義的な絵画を描いていた時代を対照的に展示する、という意味だったかと(説明をよく読んでません)。
どちらも前に見たことはあるけど、何度見てもいいなーと思う。
俗っぽいと言われそうだけど、やっぱり前半のポスターとかの頃の方が好き。今回特に気が付いたのは、ミュシャさんの女性はポージングが綺麗、ただ立っているだけな感じでも重心の掛け方が普通ではない・・・(舞台風^^)とか、表情が凄くリアル。一見で何考えてるかわからないような表情じゃないのが面白い。
(食品のパッケージとかだと、「どや?おいしいじゃろ?」風というか)
背景のぼんやり感と、縁の飾りも粋。
後半になると、その表情のリアルさがちょっとコワイ・・・

モネ展の方は・・・まあ、本当に「睡蓮」ばかり^^;
前に行った「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館蔵」展だったか、「モネ 連作の情景」展だったかで、
”言うほど睡蓮じゃなかった"と言ったのが聞こえたかのよう 笑(・・・連作だから睡蓮だろうと勝手に思っただけだけど)

それは良いのだけど、これまたやっぱり人気がありすぎて、人多過ぎ・・・orz
壁一周睡蓮の部屋は特にぎゅうぎゅうで、人垣ができてしまうから全くクリアに見えないorz
写真撮影は可だから、写真でも撮って家でゆっくり見ろってこと?(それだけに余計混む)
おとんなんて早々にリタイヤ。
1週間後くらいにチェックしたら、入場制限が始まったらしい。
一番混雑した時期に行っちゃったかも。

しかし・・・紙の展示リストを見ても「睡蓮」「睡蓮」「睡蓮」・・・だから、気になった作品がどれだかが分かりにくい。
この部屋の〜番目だから、この睡蓮、という感じで確認するのが大変。番号だけでも大きく貼っといてほしかった。
人をかき分けて、さらに眼鏡をかけないと番号も見えなくて(厳密には説明のところに数字が入っていたかも定かでない)。
本場フランスの美術館でも、やっぱりこうなるのだろうか・・・
(こんなに貸し出ししているなら、いつ行っても置いてないとか!?)

アート番組収録で、貸し切りで見られる村雨さんがほんと羨ましかったー!

この展示会はモネさんの作品がわりと時系列的に見られた。
面白いことに?
わたしは初期の細かい頃の作品が好きで、晩年近くのになってしまうと、もの哀しさが先だってしまうのだけど、むすこは晩年近くの方の作品が好きなのだそう。
目が悪くなっても描き続けた執念のようなものがぐっとくるらしい。・・・若いからかしらねえ。
おとんはその中間の、細かさと大胆になる間あたりのが好きだと言っていた。
・・・人気が高いだけありますねえ。
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憧憬の地ブルターニュ・・・の牛

久々に家族で絵画展に行ってきた(6/10滑り込み?)、「憧憬の地ブルターニュ」@国立西洋美術館。

チケットにも刷られているゴーガンがメインだったような。
でもうちでは彼の作品はそんなに好かれていないのだった^^;

ので、つらつら見ているうちに気が付いたのが1つ。
ゴーガンの初期の頃って、あんまりぱっとしない(ごめーん)けど、1888年の絵と1889年の間でガラっと作風が変わっている。
1889年の絵には「タヒチの女たち」にあるような特徴がある気がした。
その1年の間に何があった?って思って、後で確認したら、ゴッホと同居して、それが破綻した(ゴッホの耳落とし事件)頃だった・・・orz
それが直接影響したのかどうかわからないけど、無関係ではなかったかと。

個人的にはA.ドーシェの「樹と流れ」・・・川岸に松の木が生えてる風景画
金山平三の「林檎の下」・・・緑が鮮やか
が好きかな。

1点凄く謎な展示があった。
足立源一郎という人の牛の習作。
それが習作も習作、ほとんど形になってない。かろうじて1つ全身図になった小さな絵があったけど、全然牛に見えず^^;
おとんがぼそっと「牛になってない(オカピかよ)」なんて言うもんだから、笑いのツボにハマってしまい、その後にあった牛の絵
・・・別人が描いた作品だけど、それも首が長くてなんか変、が目に入り、「あ!ここにも・・・」になって苦しかった(もしかしてマニエリスム!?)。
足立さんの絵は他に展示されておらず、この習作のみ。
これも後で調べたけど、足立さんは山岳風景を得意とした方らしい。
なので、なぜわざわざあれだけ展示されていたのかが全く分からず・・・

最後の方でまた2頭の牛がモチーフの絵があって、そこにはとても褒めた解説が付いていて(そういう解説は全ての絵にあるわけではなく)
なんだか「牛の正しい絵はこれですよ」って言っているみたいで、さらに足立氏の立場を考えてしまったのだった。
(今回の選考者と過去に何かあったんですかね?)

冒頭の写真
「海辺に立つブルターニュの少女たち」
少女たちは「だれ?このおっさん」「何見てんだよ」
と言っているように見えて、まあ、見慣れないゴーガンが異質だったんだろうな、と思ったけど
彼は晩年近く、児童虐待になりそうなことをしていたから、彼女達からはもっと胡散臭く見えていたのかもしれない・・・。
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パリ・オペラ座

絵画展ではないけど。「パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂」に行ってきた・・・先週。

お正月頃にやっていたTVの紹介番組では、草刈民代さんなども出てらして、バレエ関係が多いのかなーと思ったけど、そうでもなかった(体感)。
思い返すと建築的な展示物が多かった気がする・・・
でも建築って本物を見ないとあまり理解できないので、行ったことがある方は面白かったかな??
番組ではその辺が結構取り上げられていたので、少しは、まあ・・・

バレエ関係では
チェリートさん、やっぱり美人さんだった。
タリオーニさんの、シューズで自腹切ったからなんとかしてよ、な手紙で、シューズ代の問題は昔からあったのだなあ・・・と思ったり。
そのシューズにしても今のポワントシューズとは随分違っていて興味深かった(床の接地面が凄く小さい! あれでは一瞬立つくらいだったのでは?。
リボンが甲の部分とかかとに近い部分と2か所付いてたけど、すっごく細くてあっという間にぶっち切れそうだった・・・)。
ラクロワさんデザインのシェエラザードの衣裳、首に何重にも飾りが巻いていて、重そうだなー苦しそうで私だったら踊れないわーと思いつつ、
残っていた実際の舞台の写真を見たら、首飾りがなかった(苦笑)
舞台稽古の絵で、サカナみたいな着ぐるみの人が描かれていて、どんな作品だったんだろうと思ったり。
(まーバレエリュスので「サトコ」みたいなのもあるしな・・・)
森英恵さんのデザインというのがあるなら、シンデレラの時の精のがあったら良かったのに・・・(まだこだわってる。展示されていたのはシンデレラの靴)

アーティゾン美術館は近代的でおしゃれー
だけどちょっと実用面で不親切・・・トイレのドアがでかくて重いー(ばばあになったら開けられないかも)、ロッカー室、手荷物の一時置き場がないから床置き、とかね。チケットがなぜかiPadだとQRコードが出てこないとか、探し方が悪かったのか???

各コーナーの冒頭の説明文、聞き慣れない用語がふつーにたくさん出てくるので、読んでもちっとも頭に入らなかった(ので途中で読むのはやめた)。

見出し写真は藤田嗣治の「オペラ座の夢(「魅せられたる河」より)」 カラーエッチング。1951年刊行
刊行は日本の白鳥の湖全幕初演より後・・・
今頃知ったけど去年、東京シティバレエ団が藤田美術の白鳥の湖を上演していたのだった・・・orz
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北斎づくし

生誕260年記念企画特別展「北斎づくし」@六本木東京ミッドタウン・ホールに行ってきた。

不要不急ではないけども、有り難く?夏季休暇が取れたので。オリ・パラも終わったことだし都心方面も良いかと。
・・・っていうか、いい加減絵画展に飢えてたし。
展示物は北斎漫画が主。それに富岳三十六景など、富士山の入っている版画を集めたもの。

一番見たかったのは、踊りの譜「踊独稽古」。公式サイトでも一番に出てきたし。
でも・・・見られたのは見開き1ページでがっくりorz

これまで見たことのある北斎漫画は、絵を描くための資料的なものだったけど、今回はストーリーのある草紙も少し展示されていた。
今でいう所のコミックみたいなもの?(いやコマ割りとか吹き出しとかはないんだけど)
当時は他にそういうのってほとんどなかっただろうから、人気あっただろうな。・・・今でも読んでみたい、奇想天外そうで。

北斎漫画については全部撮影可だったのは嬉しかった。
ので、1枚up。
漫画の背景の効果、集中線の元祖って北斎さんだったかもねえ・・・

久々に本格的に歩き回ったせいか、わくちんの影響か、帰り道には本当に脚が棒に。
体力落ちてるわー(冷汗)
あと、覗いた本屋でついついコミック誌などというものを数十年ぶりに買ってしまった!(北斎漫画効果?)
だって「王家の紋章」連載45周年記念特大号だったんだものー(笑)。付録にコミックスが入ってたー!どーりで高かったー!
(最近のコミック誌ってこんなに高かったのかと驚いたが記念特大号だったから?)
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美術館再び

土曜の午前中に用事が入り、それが終わると時間が空いたので、また国立西洋美術館へ。
先週は都合により、常設展の方を見る時間がなくて。
そちらの方であった特別展「内藤コレクション展2 中世からルネサンスの写本 祈りと絵」にも興味があり。
前にもコレクション展1というのがあって、気にもなっていた。

と、いうのも、こういう写本はC.G. ユングが描いた「赤の書」に似ているから。
(時代的には赤の書の方がずっと後なので、ユングが写本を意識して描いたことになる・・・)

実物を見ても「やっぱり似ているな~」と思った。

展示物はずっと小さい(今でいうところのシステム手帳サイズですかね^^;)ので、よく見るには眼鏡(老眼鏡!)が必要だった。
しかし細かくて細かくて。一体どんな道具を使ったのやら(画材は皮にインクというパターンが多い)。

その他の常設展もわりと人は少なかったように感じた。
モネの睡蓮も目一杯遠くから眺められたし^^
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