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思い出しバレエ

年末に観たウクライナ国立バレエの、男性プリンシパルがちょっと気になっている。
日本語では「ニキータ・スハルコフ」と書かれているみたい。英語?だと「Nikita Sukhorukov」で、母国語だと「Mmykyta Sukhorukov」なのでしょうか。

派手ではないけど、すごく丁寧で綺麗。(プリンシパルなのだから当たり前だろうと言われてしまえばそれまでだけど・・・)
個人的にめちゃ好きなタイプの踊り^^
なので、気に留めておこうかと。

サンプル映像は・・・
くるみ割り人形の王子バリエ(youtube unofficialだって^^;)
これでもかっていうほど気使いな着地。

あとは去年夏の公演のプロモ映像の冒頭
ドン・キホーテ(光藍社 youtube)
ジャンプでかっ 
続けて再生されがちな古いドン・キ画像
これの最初の二人はニキータさんじゃないので注意(笑)本当はアントレの方の動画なんじゃないかなー。ラストでカメラ振ってるし。
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雪の女王

ウクライナ国立バレエ(旧キエフバレエ)の雪の女王を観る。
今年はウクライナ支援していなかったなー、というのもあり年内駆け込みのように。休みに入ってからでちょうどいいということもあって川越公演へ。
初めて行くホールだったのでちょっと抵抗はあったものの、やっぱり近いわ^^;
本川越駅からは少し距離があるけど、電車は1本で行けるのが楽。

「雪の女王」は日本初演なのだとか。原作はアンデルセンの童話。
音楽はどんなかなーと思いつつ開幕。冒頭は主人公たちがスケートをする場面で「ウィーン気質」(だったと思う)。
この作品は紛争が起きてから改作されていて、それはロシアの音楽家の曲の部分を、別の曲に差し替えたのだそうな。
それで見事にロシア外しのラインナップ。
だいたいは聞いたことがある曲だけど、曲名が思い出せないものもあり、なんだっけーと思いつつ見ていた。
バレエ自体はいろいろな作品にある場面を抜き取って集めたよう(っていうと安易な感じに聞こえるなぁ・・・)
冒頭がスケートをする人で、くるみ割りのパーティシーンや雪の場面、ドン・キなどにあるような山賊シーン、王宮のマズルカ風の。魔法の花園もはっきりとは思い出せないけど何かにあったような・・・

豪華といえば豪華か?

ただ装置はシンプルで、モノがない分ダンサーが頑張ってます!というイメージ。
降る雪をはじめとして、映像を使った演出。
振付は・・・わりと(かなり)オーソドックス。カイ(男性ソロ)の踊りはちょっとコンテっぽいところもあり。
ヒロインのゲルダは出ずっぱりだからか、ここぞ!!という大技はなかったような。地味に全体を支え続ける大変な役なんだけど。
技的には山賊の場面が盛り上がるところだったのかも。男性たちは滅茶はっちゃけていたけど、衣装が山賊だからかいまいち目立たず、女性のメインはヒロインのいじめキャラだから共感を得にくいのか、拍手は控えめ・・・
雪の女王はダンサーが長身で手足長いし、存在感もあって申し分ないのだけど、なんでカイを連れていきたかったのかがよくわからない^^;
単に性格の悪いヒトになってる気がする。

ダンサーの皆さんは本当に実力者揃いで、底力が感じられたので、元の安寧な状態で観られたらもっと感動的だろうに・・・
一刻も早く争いが収まりますように!
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懐古そして消滅?

この間ふと目にした広告で、つい古巣の松山バレエ団を思い出し(って所属していたのはその学校だけども)チケットを買ったのだった。
くるみ割り人形だったし、場所が府中の森だったので。

お天気が良かったのでスクーターで行くことに。
ルートはいくつかあるものの、渋滞を避けようとすると、1個前の職場の横を過ぎ、〜十年前に通っていた高校の前を過ぎ^^;まるで過去を遡るよう。
劇場の隣は公園なので、少し早めに着いてプチ散策。ちょうど紅葉の頃で和んだ。

バレエ自体はなかなか異色。
開幕前にプログラムにあるストーリーを読んだら・・・3ページ目で挫折。全部で11ページあったけど。
日本語で書いてあるし、長文にはある程度耐性はあるはずなのに、脳が拒否した。
はたして舞台を観て、これを理解することができるのだろうかと不安になりつつ開幕。

見た回は「オールスタークライマックスフェスティバル」と銘打ってあって、たぶん団の重鎮がたくさん登場する、という意味なのだと解釈。
そしてそうなればやはり一番の注目は森下洋子さん。
ええ、開幕すぐに登場されました。もしかして最後の方にちょっとだけ出られるのかな?なんて思っていたので嬉しい誤算。
でもわりとすぐに次の方に交代されていて(なんとクララだけで7名も登場するから)、誰が誰だか^^;
王子(正式には神性青年アマデウスという役名)も3人で演じるものだから、もう何がなんだか・・・苦笑。

衣裳も装置もゴージャスなので、華やかなんてもんじゃない。
けど、何か重大な違和感。
何なんだろうと思いつつ見ていてわかったのは
みんな張り付いたような笑顔でちょっと怖かった・・・瞬きもしていなんじゃ?ってほど。お人形のようでもあり。
あんなに口を開けていて乾かないのかとも(余計なお世話。でもきっとわたしには無理!のどが乾燥して咳き込みそうだー)
もう1つ。
やたらにみんな上を向くの。そりゃ心持ち上めに向くのは基本だろうけど、それを通り越して舞台の天井見てる?ってことが多くて。
絶対に下を向いてはいけません、とでもきつく言われているのか?
終始そんな感じなので、何か上にあるのかなー 何か降ってくるのかしらーと勘繰る始末。
一番気になったシーンは、くるみ割り人形から王子に変わった後の二人の踊り。二人とも(特にクララは)上しか見ないから目が合ってない。
クララは王子に変わったこと分かってるの?って心配になるほど。踊りににしたって王子の手がどこに出るかわからずぎこちなくなることも。
なんと徹底されていることかと。
しかし
2階席だったからまだしも、1階席だったらどう見えるんでしょう。
ダンサーのあごと鼻の孔ばかり見えるんじゃ?
とか
ウォーミングアップの後ろカンブレは入念にやらないと、背骨や頸骨を痛めそうだー
デコルテの手入れもね
なんてことを考えつつ、やたら首に力が入ってしまい、終演のころにはガチガチにorz

最後の最後までそうだから、客席も大して見てないというか、感じてないのでは?
何かもっと遠い高みを見ているような、バレエの神様にでも舞台を捧げているような錯覚も。
そうなるとここにいる私は何?居なくてもいい?という一抹の寂しさも感じたのだった。

・・・私が習っていた頃(約半世紀前 笑)は、そんなに上ばっかみるようには言われなかったけどなぁ・・・
まー一番びっくりしたのは、当時習っていた先生がまだしっかりとプログラムに載っていたことか。
現役・・なんでしょうか、名目だけなのでしょうか。
同じクラスで習っていた方もまだ踊っていましたしね・・・彼女たちは本当に昔から上手できれいだった(から覚えてる)。
あ、あと森下さんはひと際お小さい!
あの身体で全てを乗り越えていらしたのには尊敬いたします。
きっと生涯現役を続けられることでしょう。少しは見習わなければ!

写真は府中の森公園の日本庭園の池
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今頃眠り

随分と遅くなって、もう次のくるみ割りが始まってる。
と、いう今頃に「眠れる森の美女」の付記。

戻ってきたオトンと生活時間帯が全く違うので、部屋のパソコンを全く使えない環境になってしまった。タブレットはあるけど、長文入力が面倒なんだわな…。というのはさておき、

2回目を見て、キャスト変わりもあったのだけど、全体の印象は変わらず。
良いな、と思ったところは良かったし、ちょっとなーなところも変わっていなかったので、やっぱりちょっとなーだったし。
それぞれの回で、この役はこの方が良かったな、というのがあって、もしこの先見る機会があったらMy ベストキャスティングで観てみたいけど、そう上手くいくかな^_^;

この版の森のシーンから、ディズニーの絵本を思い出したっけ。
それはカラボスの呪いから遠ざけるために、姫は森の中で3人の妖精に育てられるというストーリー。アニメ版だと姫がワルツの曲で歌を歌うシーンもあって、森の動物や鳥たちも集まってきて聴き惚れる…という。
これは森にいる理由がはっきりしていたなー
西洋の童話って森のもつ意味が大きいのよね…(だから軽く扱っちゃいかん)

2回目のときは第三幕で、リラの精が赤ずきんに話しかけているようなシーンが見えた。
元からあったかもしれないけど、実は1回目は視界が悪くて(前列の人が大きくて)、舞台の右半分は殆ど見えてなかったのでわからないのだった…
(だから配信の方がストレスが少ないのよねえ…)

二幕と三幕の間は幕間だから緞帳が閉まって何もないのが普通…なのだろうけど、あの間は本当に苦手。舞台転換に時間がかかるなら素直に休憩にしてほしい。全体が長引くのが許せん、というなら構成に問題があるんじゃないかと思えて、それなら従来展開にも良さは十分にあるということがわかった。
なにしろあの作品は豪華に長く楽しむ、という特徴もあったはずで、プロローグにたくさん…の精の踊りがあるのも、宝石もサファイヤだのダイヤモンドだのがあるのも好きだから。金、銀だけじゃ寂しいのよね…

と、なんか愚痴っぽくなってしまった…
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眠れる森の美女 補填

だいぶケチをつけた1つ前の書き込み(あくまでも個人の感想だから)。

こっちは、あ、いいな、と思ったことを中心に。

衣裳・髪飾りが軒並み美しかった!
細かい部分は遠くからどこまで分かるかわからないけど。
カラートーンも絶妙(姫の友人のチュチュ部分の組合せが特に好き)。

カエルは好きです。かぶりもので顔も見えるというのはアリなのかどうかわからないけど、まあ、朗らかで良し・・・
だからカエルたちにリフトされる姫を見たら、なんか微笑ましくて。
終幕にはさすがに登場しないかと思ったら、しっかり役目を持って出てきて「それか!」になったし。

最初からある舞台の上と左右にある飾り・・・いろいろなイキモノが描いてあるリースみたいなの
は絵本の表紙のイメージかな。
その中でお話が展開していく、という。

キャストを見て、相当踊るんだろうな、と思ったカラボス。
その通り凄くアクティブ。でもって凄く凶暴!迫力あり過ぎ!(でもコワイもの見たさで面白い)
そしてブレのない美しさもあるのが流石。
登場シーンの雷も大層満足。オケをかき消すかと思うほどの迫力で^^

そして最大の感動シーン!
姫と王子の出会いのデュエット・・・曲。ちゃいさんの「メロディ(作品42-3)」。
流れてきたときには一瞬耳を疑うほど驚いた。
というのも、この曲はちゃいさんの小品の中で一番好きな曲なので。
彼の性格(想像)のように、おずおずと始まるのだけど、後半は空を舞っているかというほどの雄大さもあって、ちゃいさんの音楽の特長を余すことなく持っているような気もする。
あのシーンではまさにぴったり。
やられましたねえ・・・

「メロディ」うちにある本には、作品42「なつかしい土地の思い出」はちゃいさんが唯一ヴァイオリンとピアノのために作曲した曲で、オケ版はグラズノフが編曲したとある。

あと1回だけだけど、上野で見る予定。
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