シェーン・ママ

子育てや自分の夢を、もっと楽しく広げていきたい!
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余命1ヶ月の花嫁

2008-06-03 16:08:13 | Weblog
 ご存知の方も多いかと思いますが
去年、イブニング・ファイブ
で取り上げられた
「余命1ヶ月の花嫁」を、
彼女の一周忌ということもあり、先月
再度再編集したものが放送されました。

23歳で若年性乳がんに侵された
長島千恵さんの闘病記です。

イベントコンパニオンをしていた
長島千恵さんは23歳の秋、
左胸にしこりがあるのを発見、
乳がんとの診断をうけました。

 ちょうどそのころ赤須太郎さんから
交際を申し込まれ、悩みに悩んだ末
「一緒にがんと闘おう」
という言葉に動かされ、交際がスタート。

しかし、がんの進行は止まらず、
翌7月に乳房切除の手術をせざるをえなくなります。
それでも治ると信じ、SEの資格を取り再就職し、
次第に病気のことは忘れていきます。

ところが、翌3月、激しい咳と
鋭い胸の痛みに襲われ、主治医の元に。
胸膜、肺、骨にガンが転移していたのが判明。
筆舌に尽くしがたい痛みとの闘い。
そして、ついに千恵さんは…。

でも、彼女にはいつも誰かがいました。
遠くから毎日背中をさすりにやって来てくれる父。
病室に泊まり込みで付き沿ってくれる恋人。

彼女の最大の夢であったウェディングドレスを
着せてあげたくて、必死で教会を探しまわった友達…。

本人の辛さも計り知れないけれど、
「あと1ヶ月です」と告知された周囲の人々の
心痛はいかばかりだったかと胸が張り裂けそうで、
息子と2人、涙、涙で観た番組でした。

それが、昨日MINAMOに立ち寄って
買い物するダンナを待つ間の時間が空いたので、
書籍「余命1ヶ月の花嫁」を読もう!と
手に取りました。



番組では語られなかった部分や、編集者の言葉もあり、
また違った角度からの内容で、
本屋だと言うのに肩を振るわせて
再び泣きました。

最後まで人を愛し、人に愛され、人を支え、
人に支えられた24年の人生を生き抜いた
長島千恵さんからのラスト・メッセージ。

日々、無為に過ごしている私は、なんて愚かなんだろうと
思わずにはいられませんでした。

以下の彼女の言葉を心に刻み付けて、
これからの毎日を大切に、感謝を込めて
過ごさねばと思いました。
そしていつか訪れるであろう闘病の時には彼女のように
「大丈夫、頑張る」と言える強い人間に
なっていたいとも思いました。


「みなさんに明日が来ることは奇跡です。
それを知っているだけで日常は幸せなことだらけであふれています」

「生きてるのって奇跡だよね。いろんな人に支えられて生きてるんだよね。
私これで元気になれたらすごい人間になれると思う」

「こんな都会の空気でも、風って気持ちいいの。知ってる?」


ある日の2人の会話
「オッパイのない彼女でいいの? なんで千恵を選んだの?」(千恵)
「胸がなくても髪がなくても、千恵が千恵であればいい」(太郎)

ある日の2人のメールの会話
「毎日、なにしてるの?」(太郎)
「生きてる!」(千恵)

                      Marie