コミティアの支度を始めたのだけど、1年半ぶりなのですっかり要領を忘れている…。
「なぜ歴史を学ぶのか」(リン・ハント著岩波書店刊)読了。
とても面白かった。
私は歴史ってジャンルがあまりに広いものなんで、歴史学全体が確固としたもののように思っていたけれど、現代の教科書問題や歪なヨーロッパ中心主義の問題が上がってはふらついてきたように、学問自体もその時代ごとに見直し視点を改め続けてきたものだったと初めて知りました。
かつてはヨーロッパの支配層が「古代の支配者の行動を知ることで支配者たりえる知識を得る」のが歴史学だったのが、社会のシステムや市民活動も守備範囲に入って学問の畑が大きく様変わりしたのがわりかし最近(50~80年前)というのも衝撃だ…でも自分が子供の頃の世間の学問話を思い出すと、そんなもんだったのかもしれない。
政治が歴史学を利用する話も、トランプ元大統領や今の日本政府のやらかしなども実例としてあがっていて、なんかこうニュースを見て釈然としない…と思っていることが具体的に問題点を解説してくれてありがたかった。読み返し系の本になると思います。
庭日記を更新しました。
「なぜ歴史を学ぶのか」(リン・ハント著岩波書店刊)読了。
とても面白かった。
私は歴史ってジャンルがあまりに広いものなんで、歴史学全体が確固としたもののように思っていたけれど、現代の教科書問題や歪なヨーロッパ中心主義の問題が上がってはふらついてきたように、学問自体もその時代ごとに見直し視点を改め続けてきたものだったと初めて知りました。
かつてはヨーロッパの支配層が「古代の支配者の行動を知ることで支配者たりえる知識を得る」のが歴史学だったのが、社会のシステムや市民活動も守備範囲に入って学問の畑が大きく様変わりしたのがわりかし最近(50~80年前)というのも衝撃だ…でも自分が子供の頃の世間の学問話を思い出すと、そんなもんだったのかもしれない。
政治が歴史学を利用する話も、トランプ元大統領や今の日本政府のやらかしなども実例としてあがっていて、なんかこうニュースを見て釈然としない…と思っていることが具体的に問題点を解説してくれてありがたかった。読み返し系の本になると思います。
庭日記を更新しました。