のそのそ日記

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現代改変事項

2019-04-01 16:44:00 | ノンジャンル
 今日から始まった朝ドラが、戦後の黎明期のアニメーターの話だそうで。
 アニメーションがテレビ漫画と呼ばれていた時代の話で、アニメーター志望とはものすごいレアケースだな!
 「半分青い」でも思ったんだけど、たとえば40年前60年前の時代を描くのに、今の常識をはめ込んで「昔から社会はこの文化に理解があったんだよ」的に改変するフィクションは、まるっきり嘘八百を描くより罪が大きい気がするのよね。

 前にも一度書いてしまったような気がするんだけど、忍たま乱太郎の作者さんが漫画のギャグでウソを描くとき、読み手がちゃんとウソだとわかるようにしないとフェアじゃないって話をしてて、それってほんとに人に作品を見てもらう側が守らなければいけない一番大事な矜持だと思うですよ(室町時代の話のなかで、つまみ食いをしようとした子が冷蔵庫を開けるシーン、冷蔵庫は明らかにありえないからウソとわかる、だけど買い物をする時のお金に和同開珎を使うってのは読み手の子供にはウソだと判りづらいからダメって例だった)

 なんとなく今回のアニメーターの話で、虫プロやジブリ風味のものメインにして、荒木伸吾とかタツノコ系の今のアニメのきらきらしい遺伝子のモトをなかったことにされたらいやだな…半分青いの時も少年少女漫画が一番成長・分化した80年代のバブリーだったりケレン味の多い漫画がまるっとなかったことにされてたから。
コメント
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