昨夜、原稿描いている時に、深夜TVで宮崎駿氏のドキュ番をやっていたので見てみました(再放送)。
カントク何度も引退するする言うては「やっぱ戻っちゃった~」みたいなことを繰り返してて、おいちゃんそろそろ落ち着こうよ!とか思っていたけれど、映像みてしみじみ「そうだね、モノ作ってた人が引退したからって作るのやめるなんてムリぽだね」と思ったよ…あの手持ち無沙汰になるとちゃぱちゃぱコーヒー淹れて飲んじゃう気持ち、ひりひり判るっす…。
で、大人数のプロダクション抱えての製作がムリならいっそCGで一人で短編から始めようってんで(ジブリの森美でいつも流してるオリジナルアニメ)作り始めるけど勝手の判らないCGに四苦八苦、てな内容でした。
ただ途中で、若いCG作家さんが自分のCGをプレゼンに持ってきて流すシーンがあるんだけど、それが酷かった。
放送禁止用語並べて直球に言うと、畸形の人が早いスピードでのたうち這い歩きまわる(色は黒+紫)映像で、さて一体どういうつもりでこんなの持ってきたのかな?とあやしむレベルでした。
曲がりなりにも宮崎氏は日本で一番有名なアニメーション作家だと思うし、映像作ってる人なら、氏がどんなメッセージの作品で何を描いてきたか全く知らないってのはないと思うのね。
案の定カントク猛烈に怒って(トーンは平静だけど)人間への尊厳がまったく見えてこないとか何のつもりで作ったのか判らないとか、とどめに非常に不愉快、と評して、持ってきた人も泣きそうな感じで「CG見本みたいなものだから…」と声を詰まらせていたけれど、まあカントクでなくてもそういう感想しか言えないよ…な映像だったのよ。
ただ長期撮影で取材したっぽい番組で、そんな軽率な作家を連れてくるってのも変だから、もしかして「ハラ立つほど由々しき作品を見せてカントクをその気にさせよう」的な番組の意図が万が一にもあったとしたら、それはものすごく失敬な話だな…と思ってしもうた。
そんな作為はなくて、ほんとにたまたまこのCGだったらカントクが評価してくれるかも、と思ってあの映像を選んだのだとしたら、それはそれでものすごくカントクに対して酷いというかリスペクトなさすぎだろう、な感じでちょっとがっかりきてしまったな。
長年忙しく監督生活を送ってきた宮崎氏は、結局また長編作りたい夢を持ってて、最終作を作った後で時間が余るくらいなら、作ってる最中にぽっくりいくほうがいいという、因業こじらせまくったイカした爺になっていました。
これだけ秀逸な人材を取材した番組でも、やっぱちょっと作り手の作為というかちぐはぐな意匠を感じてしまうんだから、気合はいったドキュ番ってのはむつかしいね。
カントク何度も引退するする言うては「やっぱ戻っちゃった~」みたいなことを繰り返してて、おいちゃんそろそろ落ち着こうよ!とか思っていたけれど、映像みてしみじみ「そうだね、モノ作ってた人が引退したからって作るのやめるなんてムリぽだね」と思ったよ…あの手持ち無沙汰になるとちゃぱちゃぱコーヒー淹れて飲んじゃう気持ち、ひりひり判るっす…。
で、大人数のプロダクション抱えての製作がムリならいっそCGで一人で短編から始めようってんで(ジブリの森美でいつも流してるオリジナルアニメ)作り始めるけど勝手の判らないCGに四苦八苦、てな内容でした。
ただ途中で、若いCG作家さんが自分のCGをプレゼンに持ってきて流すシーンがあるんだけど、それが酷かった。
放送禁止用語並べて直球に言うと、畸形の人が早いスピードでのたうち這い歩きまわる(色は黒+紫)映像で、さて一体どういうつもりでこんなの持ってきたのかな?とあやしむレベルでした。
曲がりなりにも宮崎氏は日本で一番有名なアニメーション作家だと思うし、映像作ってる人なら、氏がどんなメッセージの作品で何を描いてきたか全く知らないってのはないと思うのね。
案の定カントク猛烈に怒って(トーンは平静だけど)人間への尊厳がまったく見えてこないとか何のつもりで作ったのか判らないとか、とどめに非常に不愉快、と評して、持ってきた人も泣きそうな感じで「CG見本みたいなものだから…」と声を詰まらせていたけれど、まあカントクでなくてもそういう感想しか言えないよ…な映像だったのよ。
ただ長期撮影で取材したっぽい番組で、そんな軽率な作家を連れてくるってのも変だから、もしかして「ハラ立つほど由々しき作品を見せてカントクをその気にさせよう」的な番組の意図が万が一にもあったとしたら、それはものすごく失敬な話だな…と思ってしもうた。
そんな作為はなくて、ほんとにたまたまこのCGだったらカントクが評価してくれるかも、と思ってあの映像を選んだのだとしたら、それはそれでものすごくカントクに対して酷いというかリスペクトなさすぎだろう、な感じでちょっとがっかりきてしまったな。
長年忙しく監督生活を送ってきた宮崎氏は、結局また長編作りたい夢を持ってて、最終作を作った後で時間が余るくらいなら、作ってる最中にぽっくりいくほうがいいという、因業こじらせまくったイカした爺になっていました。
これだけ秀逸な人材を取材した番組でも、やっぱちょっと作り手の作為というかちぐはぐな意匠を感じてしまうんだから、気合はいったドキュ番ってのはむつかしいね。