のそのそ日記

イベント・展示会案内、その他つれづれ

深夜読書

2006-08-16 00:28:24 | ノンジャンル
 新潟と高知とコミティア便を詰めました。出しちゃった大阪便は早速いれ忘れ判明。ああもう毎度毎度なんちゅう進歩のない。がんばって手荷物かな、とほほ。

 昨日は午後からばてばてで、夜もちびちびと一緒に早寝してしまいました。
あんまり早かったので明け方目が覚めてしまったんで、のそのそ本を読み始めました。実家に行ってた時に読み始めた「ユダの福音書を追え」(NATIONAL GEOGRAPHIC刊)。

 聖書に書かれた福音書の中で正典として認められなかったものの中で、イエスを裏切ったとされるユダの福音書というのが最近みつかって、これによるとユダの裏切りはイエスの指示によるもので、だからその後の磔刑の意味もまったく別の意味があった。

………と広告に書いてあったので興味深く読み始めたのだけど、実際は決して死海文書みたくイエスの時代に書かれたものではなくて、イエスの死後キリスト教が発生して約300年間弾圧を受けてきた時代のどこかで書かれた文書の一つだったとの事。
 キリスト教がローマ帝国に公認されてから、今の聖書の原型が出来るまで、かなり厳しい宗派間の対立があったようで、その過程で生まれたグノーシス派というちょっと神秘主義の入った宗派のものだそうな。
 なのでぶっちゃけ今の時代の聖書研究者にとっては、聖書の成立過程の貴重な資料つーかアポクリファが一つ増えた、というめでたい事であって、キリスト教の教義に深刻な影響をかますような種類の文書ではないんじゃないかと思います。丁度「ダヴィンチ○ード」とか映画になった直後だったから本屋さんが力んであおったか?

 そして正直感想をもらすと、380頁のうち前半200頁は読むのがしんどかったっす…いやもう色々あるんだろうけど、人や国や国民性に対する悪口三昧がすごくてもう。そして、もうちょっと肝心の文書内容について書かれてあるのかと思ったら、ほんの数ページだけだったよ(T▽T)

 それでも懲りずに、今日は本屋さんに行って「趣味の園芸」と「山野草図鑑」と「バッテリー5巻」を買ってきました。楽しみだなー。
コメント
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