あるアプリを使っている時とある広告が目に入りました。
20XX年度就職率 97.7% 〇〇大学
就職率の高さを盛大に謳うことで入学希望者を募る目論見があるのでしょう。その広告を見て私は「就職するために大学に行くのか?」と疑問を抱きました。また「就職するならウチに来い」とアピールする大学側の態度にも疑問を抱きました。冗長になるのでこれ以上言及しませんが、そんな大学には行かないことをオススメします。
日本の教育事情にちょいと詳しい「えりー」です。今回は前回の続きになりますので、前回を見てから読んで頂けると幸いです。
(前回:お盆休みは手足口病と共に的な①)
④ 4日目(木)
朝目が覚めて少しぼんやりしていると両手のひら、両足の裏が何だかムズ痒く、口腔内も舌の先がザラザラしていて、反対に舌の根元には違和感がありました。そうです、手足口病が本格的に猛威を振るってきたのです。赤い斑点たちは確かな痒みと、じんわりとした痛みを伴って私の体を苦しめます。「ツラい」どころではありません。これはもう「とてもツラい」でした(もしくは「ベリーツラい」)
明日は内定者懇親会があるので1日ベッドの上で臥せれば少しは快方に向かうはずだ、いや向かわないと困る、なんて考えながらとにかく寝てしまおうとしたのですが、
「「「「「 カ ユ イ 」」」」」
どうにもこうにも痒みが邪魔をします。ただただ安静にしているだけなのに「とてもツラい」状態です。おまけに喉の不快感もあります。そこで何をしても「カユイ」ので手をグーパ、足をグーパーして痒みを紛らわしてみたりするのですが、
「「「「「 イ タ イ 」」」」」
今度は赤い斑点たちが縮められたり伸ばされたりで痛むのです。これもこれで「とてもとてもツラい」のです。おまけに喉の不快感もあります。赤い斑点たちがモノに触れると「イタイ」。これぞ物理的生き地獄。
私は思いました。私が何をしたと言うのか、と。赤信号は95%守ります。タバコは吸いません。ギャンブルしません。電車は…割と座りたいかな。ビニール袋は極力貰いません。自炊を基本として、賞味期限切れても食べます。優先座席は…空いてたら座るかな。こんなにも清く正しく(自称)暮らしているのにこの仕打ちは何だ、と。
そうすると次第にイライラしてきました。そもそも私の唯一無二のお盆休みを手足口病とかいうくだらない名前の病気に潰されてたまるか。私は徹底抗戦の意思を固めます。そして予定通りサッカーのスパイクを買いに出かけます。道中はひたすらに「カユイ」と「イタイ」を我慢しました。こんなことで負けてたまるか、手足口病さんよお、人間なめんじゃねえぞお!確固たる意地で結果スパイク(アディダス)を買いました(オレの勝ち!)
夜は喉の違和感を考慮してうどんを食べましたが正直言って味が分かりませんでした。口内炎ってスゴイですね。人間の生きる楽しみの1つである食の楽しみを奪うのですから。ただお味噌汁はいつも通りの味で優しく私を包み込んでくれました。お味噌汁はオススメです。〇〇大学の何倍も何倍もオススメです。
そして明日はいよいよ待ちに待った内定者懇親会。私の第一志望の会社開催の内定者懇親会。私とよろしくやっていくことになる他の学生と顔合わせする初めての機会。寝ようとすればするほど明日のことで期待がいっぱいで興奮してきます。しかしその興奮と同じくらい「カユイ」が体を蝕みます。おまけに喉の不快感もあります。
余りにも眠れないので少しずつ「欠席」という2文字が頭の中で存在感を増してきました。その2文字は「何もしなくても痒いんだろう?」「歩いたら痛いんだろう?」「明日もゆっくり休めばいいだろう?」「どうせ内定式には会うんだから焦らなくてもいいじゃあないか」と私に語り掛けてきます。悪魔の言葉に耳を傾けながら私は眠れないという不快感とストレスでどんどん弱気になります。
休んだ方がいいのかもしれない。いや、無理をしてでも顔を出すべきだ。限界になって迷惑をかけたらどうするんだ。強い強い超強い意志があれば乗り越えられるはずだ。独り禅問答を繰り返しながら私は気絶するように眠りに就くのでした。
え、続くの?
それでは!
20XX年度就職率 97.7% 〇〇大学
就職率の高さを盛大に謳うことで入学希望者を募る目論見があるのでしょう。その広告を見て私は「就職するために大学に行くのか?」と疑問を抱きました。また「就職するならウチに来い」とアピールする大学側の態度にも疑問を抱きました。冗長になるのでこれ以上言及しませんが、そんな大学には行かないことをオススメします。
日本の教育事情にちょいと詳しい「えりー」です。今回は前回の続きになりますので、前回を見てから読んで頂けると幸いです。
(前回:お盆休みは手足口病と共に的な①)
④ 4日目(木)
朝目が覚めて少しぼんやりしていると両手のひら、両足の裏が何だかムズ痒く、口腔内も舌の先がザラザラしていて、反対に舌の根元には違和感がありました。そうです、手足口病が本格的に猛威を振るってきたのです。赤い斑点たちは確かな痒みと、じんわりとした痛みを伴って私の体を苦しめます。「ツラい」どころではありません。これはもう「とてもツラい」でした(もしくは「ベリーツラい」)
明日は内定者懇親会があるので1日ベッドの上で臥せれば少しは快方に向かうはずだ、いや向かわないと困る、なんて考えながらとにかく寝てしまおうとしたのですが、
「「「「「 カ ユ イ 」」」」」
どうにもこうにも痒みが邪魔をします。ただただ安静にしているだけなのに「とてもツラい」状態です。おまけに喉の不快感もあります。そこで何をしても「カユイ」ので手をグーパ、足をグーパーして痒みを紛らわしてみたりするのですが、
「「「「「 イ タ イ 」」」」」
今度は赤い斑点たちが縮められたり伸ばされたりで痛むのです。これもこれで「とてもとてもツラい」のです。おまけに喉の不快感もあります。赤い斑点たちがモノに触れると「イタイ」。これぞ物理的生き地獄。
私は思いました。私が何をしたと言うのか、と。赤信号は95%守ります。タバコは吸いません。ギャンブルしません。電車は…割と座りたいかな。ビニール袋は極力貰いません。自炊を基本として、賞味期限切れても食べます。優先座席は…空いてたら座るかな。こんなにも清く正しく(自称)暮らしているのにこの仕打ちは何だ、と。
そうすると次第にイライラしてきました。そもそも私の唯一無二のお盆休みを手足口病とかいうくだらない名前の病気に潰されてたまるか。私は徹底抗戦の意思を固めます。そして予定通りサッカーのスパイクを買いに出かけます。道中はひたすらに「カユイ」と「イタイ」を我慢しました。こんなことで負けてたまるか、手足口病さんよお、人間なめんじゃねえぞお!確固たる意地で結果スパイク(アディダス)を買いました(オレの勝ち!)
夜は喉の違和感を考慮してうどんを食べましたが正直言って味が分かりませんでした。口内炎ってスゴイですね。人間の生きる楽しみの1つである食の楽しみを奪うのですから。ただお味噌汁はいつも通りの味で優しく私を包み込んでくれました。お味噌汁はオススメです。〇〇大学の何倍も何倍もオススメです。
そして明日はいよいよ待ちに待った内定者懇親会。私の第一志望の会社開催の内定者懇親会。私とよろしくやっていくことになる他の学生と顔合わせする初めての機会。寝ようとすればするほど明日のことで期待がいっぱいで興奮してきます。しかしその興奮と同じくらい「カユイ」が体を蝕みます。おまけに喉の不快感もあります。
余りにも眠れないので少しずつ「欠席」という2文字が頭の中で存在感を増してきました。その2文字は「何もしなくても痒いんだろう?」「歩いたら痛いんだろう?」「明日もゆっくり休めばいいだろう?」「どうせ内定式には会うんだから焦らなくてもいいじゃあないか」と私に語り掛けてきます。悪魔の言葉に耳を傾けながら私は眠れないという不快感とストレスでどんどん弱気になります。
休んだ方がいいのかもしれない。いや、無理をしてでも顔を出すべきだ。限界になって迷惑をかけたらどうするんだ。強い強い超強い意志があれば乗り越えられるはずだ。独り禅問答を繰り返しながら私は気絶するように眠りに就くのでした。
え、続くの?
それでは!