物流コストを半減せよ!―Missionかんき出版詳細 |
物流管理のコンサルタントが、実際にコンサルを行っていく過程を小説仕立てにしている読みやすい本です。
思わず一気に読んでしまいました。
ちょっと怪しげなコンサルタントが、クライアントを巻き込みながら今までの考え方を変えていくという過程は、小説とはいえなかなか興味深いと思います。
最初の方は小説の方に力点があって、気軽に読み進めていけますが、後半は原価計算・管理会計の話が多くなっていくので、ちょっと気合が必要かもしれません。
ABC(活動基準原価計算)の話がメインになっていますので、ABCの考え方を簡単に理解したいという方にはお勧めです。
主人公の、「コンサルは教育だ」という考え方にはなるほどと思わせるところがあります。
我々会計士も監査やアドバイザリー業務の過程でクライアントにアドバイスをすることはまま当然ありますが、クライアントに結果とその考え方のみを伝えてもなかなか理解していただけません。我々が考えてしまうのではなく、クライアントが自ら考えてもらうような仕組みを考えないといけないなと改めて思いました。
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