4月の初めは実査の季節です。
久しぶりに一通り、一人で実査をしに行きました。
実査の対象は、
・現金
・預金通帳
・有価証券
・ゴルフ会員権
・手形帳
・小切手帳
・切手、はがき
・収入印紙
です。
ちなみに、預金通帳の実査は「必要ない」という人もいますが、そんなことはないと私は思っています。
<ヒント>
そもそも実査は「資産の実在性」という観点(監査要点とかアサーションとかいったりもします)から実施するんですが、実は「資産の網羅性」もそれなりに検証することができます。
つまり、金庫に入っている預金通帳を持ってきてもらうと、時々帳簿に載っていない通帳が出てくることがあります。
「会社のクラブ活動の通帳なんですよ」とかいう場合は、あまり問題ないんですが、ここから架空の得意先のトンネル会社とか見つかることもあるので要注意です。
あと、ゴルフ会員権の実査をするときには、ゴルフ会員権に記載されている内容をよく見ることが大事です。
よく見ると、「入会時の預かり金は5年とか10年後に返還する」と記載されているものが多いのですが、入会年月日をみるともう返還されているはずのゴルフ会員権(預託金)が時々あります。
「資産の評価」の妥当性が気になるところです。
必ず担当者に突っ込まなければならないところです。
「あれ、このゴルフ会員権ってもう返還期限が来てますけど、お金返してもらえました?」
「・・・いやーそれが、ちょっと待ってくれっていうんですよ。資金繰りが苦しいらしくて、順番待ちみたいです・・・。」
「資金繰り?」「順番待ち?」「返す気はあるのか?」
果たして、預託金は返してもらえるのでしょうか?
そして、ゴルフ会員権相場の行方は?(・・・つづく)
手形帳・小切手帳の実査も重要な手続です。
使用済みの控え(通称:手形のミミ・小切手のミミ)の記載事項を確認して、その後の支払内容とチェックしたりします。
いわゆる「カイティング」を発見するための手続です。
そういえば、有価証券の実査をする時には、後のために時価のチェックもしておきます。
昔は日経新聞を持っていっていたものですが、今は、Yahoo! Finance の時系列データでチェックです。(時代も変わったなぁ)
久しぶりに一通り、一人で実査をしに行きました。
実査の対象は、
・現金
・預金通帳
・有価証券
・ゴルフ会員権
・手形帳
・小切手帳
・切手、はがき
・収入印紙
です。
ちなみに、預金通帳の実査は「必要ない」という人もいますが、そんなことはないと私は思っています。
<ヒント>
そもそも実査は「資産の実在性」という観点(監査要点とかアサーションとかいったりもします)から実施するんですが、実は「資産の網羅性」もそれなりに検証することができます。
つまり、金庫に入っている預金通帳を持ってきてもらうと、時々帳簿に載っていない通帳が出てくることがあります。
「会社のクラブ活動の通帳なんですよ」とかいう場合は、あまり問題ないんですが、ここから架空の得意先のトンネル会社とか見つかることもあるので要注意です。
あと、ゴルフ会員権の実査をするときには、ゴルフ会員権に記載されている内容をよく見ることが大事です。
よく見ると、「入会時の預かり金は5年とか10年後に返還する」と記載されているものが多いのですが、入会年月日をみるともう返還されているはずのゴルフ会員権(預託金)が時々あります。
「資産の評価」の妥当性が気になるところです。
必ず担当者に突っ込まなければならないところです。
「あれ、このゴルフ会員権ってもう返還期限が来てますけど、お金返してもらえました?」
「・・・いやーそれが、ちょっと待ってくれっていうんですよ。資金繰りが苦しいらしくて、順番待ちみたいです・・・。」
「資金繰り?」「順番待ち?」「返す気はあるのか?」
果たして、預託金は返してもらえるのでしょうか?
そして、ゴルフ会員権相場の行方は?(・・・つづく)
手形帳・小切手帳の実査も重要な手続です。
使用済みの控え(通称:手形のミミ・小切手のミミ)の記載事項を確認して、その後の支払内容とチェックしたりします。
いわゆる「カイティング」を発見するための手続です。
そういえば、有価証券の実査をする時には、後のために時価のチェックもしておきます。
昔は日経新聞を持っていっていたものですが、今は、Yahoo! Finance の時系列データでチェックです。(時代も変わったなぁ)