遊 悠 素 敵

なんて事ない日々を、野の花や野菜の花とともに綴っています。

宵っ張り≪ニゲラ≫

2014-06-02 17:18:03 | 認知症

チチ(舅)が倒れ、1ヶ月あまりの入院で逝ったのは、ハハ(姑)が70半ばでした。
子供たちがそれぞれ独立し、姑を見送って2人暮らしでした。

今後どうするって相談をソラジたち兄弟とハハ(姑)とでしました。
私はハハ(姑)の気性を考え、参加しませんでした。

我が家に近く、同じ地区に義妹も住んでいました。
義妹は、時々ハハ(姑)を尋ねていたようですし、買い物や趣味の俳句の会への送迎もしてたようです。

ハハ(姑)はこれまでどおり、二人で暮らした家で暮らすことになりました。
そして、ソラジは毎晩、ハハ(姑)のところに通うようになりました。

たまに、ソラジが行くのが遅くなると何かと口実をつけて呼びつけていました。
そんなときは、ソラジが疲れて休んでる時であり、休ませてあげたい私は、
たまに、行かない日があっても良いんじゃな い。と、不満に感じていました。

当時 飼ってた犬の散歩も負担になると言い出し、
決まった時間に行けないソラジは私にその役を振りましたが、ハハ(姑)はそれが不満らしく、
毎日、毎日、散歩に行く度に、お小言です。まるで、駄々っ子のような、お小言です。
それでも、やってくる私に、業を煮やして、義妹や姪に行ってほしいと頼んだようですが、、
彼女たちも、毎日は辛いといいます。そして、また私が行くことになります。
小言を聞きたくないので、ハハ(姑)が留守でありますようにと祈り、
犬の散歩以外にはハハ(姑)を尋ねなくなっていました。

でも義妹の都合が悪く、何か用事があるときは、、電話がかかります。
私が気を使う必要は無い。と、感じていました。

時々、夜中にやってくることがありました。特に用事があるわけではなく、、、です。

ハハ(姑)は、宵っ張りです。 その延長で?と、思っていました。

入院して、環境の変化にパニックに陥り、一気に認知度が進んだハハ(姑)を見て、
あの頃、一人寂しい夜を過ごすたびに、ハハ(姑)は不安だったのか、と、思うのです。

何かに夢中になって夜更かしするのではなく、眠れない夜は要らぬ考えが襲います。
眠れぬまま夜を過ごし、朝、誰にも起こされること無く、昼近くまで眠る。
その日もまた、夜になっても眠ることは出来ず、そんな日々を過ごしていたようです。
私はもちろん、そんなハハ(姑)の不摂生な生活を咎める人は居ず、気まま過ぎるハハ(姑)の毎日でした。


ランキングに参加しています。ポッチとお願いします。blogramで人気ブログを分析

コメント (10)