シーズン

５月に入り、暑いと感じる日もあるほどである。
真冬でも奴が繁殖していた我が実家は、すでに奴のパラダイスと化している（号泣）。
が、前、姉が注意したのが効いたのか、前より少しゴキブリホイホイが増えていた。

設置場所は３口IHクッキングヒーターと壁の間であるが。
ちなみに、主に調理するIHの部分からは約３０センチ、母がよくパンを焼いているラジエントヒーター部分からは約１０センチである。ありえない。
しかもさらにありえないことに、よく見るとたくさんの奴がひっかかっている。窓部分からはみ出ている足すらある。
しかし悪いことにそのホイホイは超安物、普通のホイホイにあるような、捨てるとき用の長～い取っ手などついているはずもなく。

１）見えなかったことにして奴と超至近距離で料理をするか
２）足のはみ出たホイホイを持ってすてるか

究極の選択に悩む私の目の端で、何かが動いた。
ふとそちらに目をやると、くだんのゴキブリホイホイがあるだけである。何も動くようなものはない。
何だろう？　と、周りをよーく見てみたが、それ以外は何もない。
気のせいかな、と、流そうとした私の視界に、はっきり動くものがあった。

ゴキブリホイホイからはみでている足

もし子供ができても、絶対里帰り出産はしないと強く心に誓った。