うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

最終兵器、実母

2007-05-03 | 掃除しネーゼ
****前回までのお話****

パソコンを買いたいと言い始めた実母に「隣に住んでいる姉のパソコンを借りて使わせてもらって、自分で使えるようなら買え」とアドバイスした。
しかし気づけばなぜか姉のパソコンを実家の仏間に移動、説明しても意味不明の余裕をかまし、メモひとつ取ろうとしなかった実母である。

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あれから4ヶ月が経過した。
気になってはいたのだが、何しろこういう母である。電話サポートなどはとてもムリだ。
電話がかかってきても、触れないように触れないようにしてきた。
多少は使えるようになったのか、あきらめてパソコンを返してしまったのか・・・・まったくわからない闇鍋状態のまま、今回のGWで帰省することになってしまったのである。

さて、本日、4時間半かけて実家に到着した。
パソコンは元の場所にあるのを確認したが、とりあえず自分の寝る布団を干し、掃除をして、晩御飯の準備をするのが先である。
時間がたつのは早く、そのまま晩御飯(宴会)に突入。
パソコンについて聞く暇もないまま、酒を注ぎ料理を補充し、空いた皿を片付けて、忙しく立ち働いていると、甥は一足先に食事終了。暇だからと、宴会場所である2間続きの和室の座卓にででんと鎮座しているパソコン(デスクトップ)によっていき、「パソコンするけん」と、電源を入れ始めた。

きらーん、と母の目が光った。

「私にも教えて!」

パソコンににじり寄る母。おっ、やる気じゃん、と感心したところ、ありえないひとことが響き渡った。

「電源どうやって入れるん?」

そっからかい!!
その場にいた大人全員の動きが止まるのを確かに見た。
「こことここを押すんよのー」と教えてあげている甥の声に我に返り、「メモを取れ、メモを!」と全員が叫んだ。
それでも何か書くものを持ってこようともしない母。
「私はー、ちょっとワープロがうてて、住所録とか表がつくれればそれでいいんよ」などとのたまっていた。

電源入れなきゃ何もかもできんわ! という突っ込みもむなしく天井に吸い込まれていく。
母にパソコンを持たせることになってしまったことは、私の人生において、だんな実家にパソコン持ち込んだとき以上の大失敗かもしれない・・・・。

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