ノイバラ山荘

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青山散歩――根津美術館と青山霊園①

2010-04-26 14:11:01 | 美術
2週間も前の書きかけの日記がやっと完成しました!
13日、青山の根津美術館と霊園のレポートです。

地下鉄表参道駅A5出口より根津美術館へ。
みゆき通りを10分ほど歩きます。

  
みゆき通りと平行している細い道にレンガ造りの一角が。

 嶋田洋書
マイケル・ジャクソンも立ち寄ったことがあるらしいです♪
ここで、来月から始まる白磁の上絵付けの資料を見ました。

 図案集。CD付きなので便利かな♪

道中、目を奪われるお店がいっぱい。

    
不可思議な建物は有名ブランドのお店です(´・ω・`) ←ブランドが覚えられない 

  

 花水木が咲き始めていました。

 
根津美術館

昨年10月、建築家隈研吾さんの設計により改築された
新しい本館を見たくて訪れました。
隈さんはサントリー美術館などの設計をなさっています。
数年前訪れた村井正誠美術館がおもしろかったので、
ここも楽しみにしてきました。


入り口入ると大きな石船。


おおっ、異次元への通路のような長いアプローチ。
 
玄関でチケットを買うと
右手にミュージアムショップ、
  左手にホールと展示室、

突き当りが庭園への出入り口になっています。


まず庭園に出ます。
あまりの素晴らしさに夢中で歩き回りました。

             
↓径を隔てて向かいあわせの羊ちゃん。牽牛・織女のよう。
 
                
池の奥に白く咲いているのはドウダンツツジ。あたり一面あまい香りです。 

     
寄りませんでしたが、この奥が根津カフェ。
 帰ってきました。 
 

地下は講堂、1階は展示室1~3、
階段上って
 中2階は休憩室、
2階は展示室4~6。
簡素な建物、椅子がたくさんあり休むことができて楽でした。


「胸中の山水・魂の書―― 山水画の名品と禅林の墨蹟 」


国宝 牧谿(もっけい)筆 漁村夕照図(ぎょそんせきしょうず)♪
牧谿は等伯が研究した13世紀南宋時代の画家。

  



2階、中国殷時代~戦国時代の青銅器が圧巻。
日本美術に疎く東洋美術にはもっと疎い私、
こんなにまとめて見たのは初めてです。

文様の種類が饕餮(とうてつ)文、蟠螭(ばんち)文の二種類。
饕餮文は殷時代、蟠螭文は春秋時代のものでした。

饕餮とは?・・漢字の意味は大喰らい! 
頭は人間、身体は羊もしくは牛、羊の角、目は脇の下、
歯は虎、爪は人間、鳴き声は赤子で人をとって喰らう・・
ひゃー、とんでもない化け物ではないですか・・(-ω-;
殷代に信仰を集め、魔除けとして盛んに青銅器に施されたそうです。
饕餮は、中国大陸南部に住んでいた稲作農耕民族の奉じた神。
この民族が漢民族によって征服・同化されていく過程で、
饕餮は黄帝に反逆した邪神というかたちで漢民族の神話の中に
組み込まれたそうです。

蟠螭とは龍のことらしいです。
古代マヤの文様に似ているのでびっくりしました。

全体的に照明が暗く、字を読むのに疲労し、
また陶器の模様の色がよく分からなくて(白?金?)残念でした。

庭園が大変素晴らしく、また訪れてみたいです。

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2 コメント

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おやー (たき姐さん)
2010-04-26 16:40:42
ドロークアンドムローン。。。じゃないな

なんかそんな名前だったんだけど、二人組みのおぢたまなんだよね、あのガラスの建物の設計

・・・・・・ん~ダメだ、おもいだせない

でも、こんなアングルの写真はじめて見たから嬉しいじょ

根津神社と根津美術館の関係はいかに

綺麗な美術館、いいね
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プラダ (ノイバラ)
2010-04-27 15:27:43
たき姐さん、こんにちは!

あのガラスのビルは「プラダ」でした。
いきなり目の前にガラスの巨大キューブが積み重ねられたみたいで、びっくりしました。
どこから入るんだろう?・・うろうろ扉を探しましたもの。

二人組みのおぢたま ドロークアンドムローン
=スイス人のユニット ヘルツォーク&ド・ムーロン

私も覚えられません・・(´・ω・`)

根津神社(文京区根津)は地名、根津美術館は人名でしょうか?
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