舟川柔道塾 塾長のブログ

舟川柔道塾の塾長である舟川 操が柔道への思いや柔道の極意を綴ります。

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思い出(歴代キャプテンよりー今入晃也)

2014年05月07日 | 思い出

晃也が入門してきたのは小2の4月でした。
その頃の舟川柔道塾はほんとうに小さな子ばかりで、団体戦でも大将が重い子でもせいぜい55kgくらいがやっとでした。頑張って大会で上位に進めば、副将70kgくらい、大将80kgくらいなんて相手はたくさんいました。
でも舟川柔道塾の戦士たちは大きい子に対してかかんに動き、攻撃あるのみの柔道をしていました。
でも悲しいかな、結果はいつも無情にも体格差には勝てず残念な結果も多かった。でもみんな頑張ったよ、やり遂げたよ、という満足感はありました。
ところが晃也が入り状況が一変しました。団体戦では前の方が負けてても大将の晃也が一本取り返し、逆転勝ちというケースの何て多かった事か。晃也が小4の頃からは各大会の低学年の部では優勝や準優勝という結果を残した大会が多かったと思います。
晃也は舟川柔道塾に来た時は既に2年くらい柔道の経験がありました。父母が仕事の関係で道場への送迎ができないから、自宅から一番近い自転車で通える道場が舟川柔道塾だったそうです。
いわゆる移籍です。ただし、勧誘したとからとかではなく、親子で真剣に考えで来られたようでした。
舟川柔道塾は全国大会の常連ではないし、有名選手を育てたという実績もないのに、こんな体格の良い将来有望な子を面倒見て育てられるのか少し不安でしたが、これで他県の強豪道場とも引けを取らないで戦えるという希望が湧いて来ました。
晃也の柔道というとどんな小さな相手でも力任せにネジ倒し、相手に乗っかっていく、少し野蛮な柔道でした。普段の稽古でも危険な事が多いし、出稽古では相手が怪我でもしたら大変ですので、それは厳しく注意した記憶があります。なかなか癖というのは直らないものですが、晃也はとても素直な子なので、一年くらいで乱暴な面がなくなり、その頃から理にかなった技も出るようになり、小4の県大会初優勝することができました。
そんな晃也も全国小学生学年別県予選では、小5の時も小6の時も準優勝で全国大会には出場できませんでした。全く私の指導不足で、申し訳なかったのですが、その後も晃也は決してくさらずに黙々と毎日道場の稽古をこなし、名門埼玉栄中学に進学していきました。埼玉栄中は昨年の平成25年度に全国中学柔道大会三位、マルちゃん杯中学生男子の部準優勝、醍醐敏郎杯優勝という輝かしい成績でしたが、その原動力になるまで成長してくれました。
晃也、どこに行っても君は常に期待されてつらい事もあるだろうが、先輩後輩同輩を思いやることができる晃也だし、晃也には勝負運がある。カデの強化選手にはなっているが、慢心しないで努力を続けて欲しいと思います。

Photo
小学4年の時の晃也です。今とあまり変わらないかな?




























次回の塾生は未定にしておきますが、ご期待ください。


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