舟川柔道塾 塾長のブログ

舟川柔道塾の塾長である舟川 操が柔道への思いや柔道の極意を綴ります。

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鼻くそを付けとけばなおるよ!そしてインターハイ予選優勝おめでとう!!

2017年05月28日 | ブログ
題名が少し変ですが、まあ最後までお読み下さい。
鼻くそを付けとけば治るよ!
それは「先生ここが痛いのです。」と塾生がきた時にたびたび使う魔法の言葉です。
なんて事を指導者が言うの?それってパワハラじゃない?と叱られるかもしれませんね。
もちろん今のは見ていて相当な痛みをともなう怪我だと判断した場合は、「大丈夫か?アイスパックで冷やすか?」と症状を聞きに行きます。
しかし見ていてあまり大した事はなさそうだったり、出血もしないでこすった程度の傷の場合に、「そんなの鼻くそでもつけとけ!」と言い、その程度で練習を休んだらもったいないよと言う意味で使います。

でもとらえ方がいろいろあります。
①鼻くそつけたって治るわけないよと笑う子。または泣く子。
②お母さん塾長がこんな事言ったと親に報告する子。
③しばらくアイスパックで冷やしたら復活する子。
後頭部を強打したり、頚椎(首)を痛めたりした時は非常に危険だから救急車を呼ばなければいけません。
また本当に腕や足を痛めて、しばらく冷やしても腫れが引かず、病院に行ってレントゲンをとってもらい処置してもらった方が良いケースはたまにあり、保護者の方に来てもらい病院に行かせます。

②のケースで、ある保護者から、舟川先生はあまり怪我をした事は無かったのですか?と質問された事があります。「そーなんですよ、あーでこーで。」と怪我が少ない自慢話をしましたが、そうではないんですよね。怪我した時の対処の仕方を言いたくて暗にほのめかしたのですね!

27日(土曜日)に、全国高校総体柔道大会埼玉県予選個人戦、いわゆるインターハイ予選を見に行きました。
以前にも書きましたが奈々は小学生時代はまだあまり大きな大会にも選ばれず、まわりに体格の良い男子がたくさんいたので、強さはあまり感じませんでした。しかしあまり稽古を休まず、コツコツと実力を付けていくタイプでした。
奈々は3月の選手権で膝を怪我していたらしい。そして膝の手術も必要なくらいだとか。それを試合会場で聞き、まあこれまで凄く頑張ってきたのだから、きちんと治してまた頑張ればいいよ。じゃあ今日はきびしいかな?と思いながら見ていました。
決勝までは膝の怪我の痛みが出るような試合もなく順調に見えました。
決勝では栄高校の後輩だ。奈々は右膝が曲がらないようだなと思いながら、判定が無い今のルールでは奈々に不利かな?と思った瞬間、払い腰を返されて技有を取られた!うずくまって膝を凄く痛がっている!「やはりだ。もう無理をしなくていいよ。」棄権するかと思ったらヤルと主審に!
時計の掲示が見えないが、あと何秒残っているのか?もうだめかと思ったその時、見事に大内刈でケンケンし逆転で一本勝ちした。よく痛みに耐えて最後まであきらめないで頑張った、凄いよ!
2年連続インターハイ出場おめでとう奈々!
そして感動しながら目を閉じていたら奈々の小学生低学年の頃の顔が思い浮かび、「先生、指が痛い。」「奈々、それくらい鼻くそつけとけばすぐに治るよ!」すると奈々はニャッと笑い稽古を続けていたよな。そうだ、痛みに強かったんだよあの子は!
とにかく膝を早く治して、インターハイで大暴れして欲しい。
ほんとうにおめでとう!角田奈々日本一になれ、頑張れ!!

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