信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

オンキヨーSE-U55GX等

2008-01-26 16:28:42 | オーディオ
昨年末ぐらいから、プロケーブルのページでオンキヨーSE-U55GXが話題に上がった。実は、昔、タイムドメインのホームページで小提琴奏者さんに55GXを奨められて、購入したのだが、私のMacで聞く限り非常に音が悪かった。3分も聞かないで人にあげてしまった。

しかし、ネットでこの製品が話題になり、多くの人が音が良いと言い始めると、どうしても気になって仕方がなかった。私のテストの仕方が悪くて本来の性能で聞けなかったのではないかと不安になった。また、55GXは製造中止でもう手に入らない。そうなると、余計に気になってしまい、寝られない日もあった。もし、日本に住んでいたらあらゆる手を使って、55GXを買い直してしまったかもしれない。関係のない人は、オーディオごときでと寝られない?そこまでする?と思うかもしれないが、当の本人は真剣で、自分以上のシステムがあると聞くだけで(世の中にごまんとあるのだが)、どうにも落ち着いていられないのだ。そのような欲求があるから、新しい発見もあるので、そのような精神状態が一概に悪いとも言えない。

自分でAirMac express(AME)を発掘し、プロケーブルに推薦したのだが、USBオーディオはそれ以上だという報告を読み、恥ずかしながら今回は舞い上がってしまった。後から振り返ると、自分で55GXの音を聞いて結論が出ているのに、戦わなくても言い敵と戦っているような感じだった。USBオーディオよりもFirewireオーディオの方が音が良いだろう。いい音のFirewireオーディオを探してやると、言う気持ちになってしまった。妄想状態だ。ローランドやアポジーに電話して、色々質問した。分かったことは、Firewireオーディオが対応しているMacのコアオーディオという規格では、FirewireオーディオはMacから送られてくるデータを受けるだけで、エラー補正などは一切していないと教えてもらった(Windowsの場合も同様)。これを聞いて、やっと正気に戻れた。AMEはエラー補正があるから音が素晴らしかった、そのことを思い出すことが出来た。とにかくオーディオというのはストイックで麻薬的な世界なのである。

ちなみに、プロケーブルのページの終了コメント付近のMacbookが音が良いという意見に関して、正気に戻った私が音の順番を付けるとすれば、AME>=iPod(第5世代)>>Macbookと感じています。「AME>=iPod(第5世代)」のところはもう少し検証したほうがいいかもしれない。


44.1 kHzと48.0 kHzについて

2008-01-26 15:38:25 | オーディオ
iTunesで音楽を取り込むとき44.1 kHzが良いか、48.0 kHzが良いか?CDは44.1 kHzでサンプリングされている。これをiTunesで取り込むとき、48.0 kHzで取り込むと音が良いという意見をネットでよく見る。それぞれで取り込んだ音を、Airmac express (AME)経由で聞いた音は、44.1 kHzの方がダイレクトな音で細かいニュアンスがよく分かる、一方48 kHzはなめらかな音だけれど、ギターのピッキングの音など一部の情報がロスしているように感じる。理論的には、44.1 kHzと48 kHzが整数比でないので、44.1 kHzのCDを48 kHzに変換する過程で、割り切れない数字が出てくるので、この値の処理の際に、情報がロスすることになる。このロスする情報の処理によって(波をとがらしたり、なだらかにしたり)、音に味付けされているように感じる。一方、48 kHzで受けた方が性能を発揮できるDACもある(AMEがどちらのタイプかは分からない)。48 kHzのメリットとデメリットがあるので実際に音を聞いて自分で判断するのが良いと思う。私は断然44.1 kHzが好みだ。

もう一つ重要なのは、48 kHzで取り込んでしまうと、元の44.1 kHzのデータには戻らないことだ(上記の割り切れない理由から)。なので44.1 kHzで取り込んでおいて、必要に応じて48 kHzに変換してから聞くのが安全だと思う。