父は早朝からラジオで英語の勉強をしているのですが、今朝は6時半になっても起きて来ませんでした。呼んでも無言なので「もしかして、もしかして」
と心配になり彼の部屋の襖を静かに開けると、一糸乱れぬ布団の中で黒のアイマスクをして静かに寝ている父の姿がありました。お姉ちゃんを生んでからずっと別の部屋で寝ている夫婦なので彼の寝ている姿はあまり見たことがありませんでした。さながら彼の部屋は、母達とは別物?魔界?って感じでしたね。
若い時は起きてこない彼を起こしに行って、魔界に引きづりこまれる事もありましたね。確信犯だった父も魔力も弱くなり母はメキメキと強くなっています。
爺と婆は今日も平和に静かに暮らしましたとさ。
