買い物に行っても何を聞いても彼はうわのそらでした。どこで直そうかと思案しているからです。母はどっちでも良いです。
居間を歩いている梅の事を忘れていると足の柔らかい所をカブッと噛まれてしまいました。イタタタタと足を振ってもかぶりついたまま離れません。思わず足を振り回してしまったら梅吉が離れてコロンとひっくり返ってしまいました。怪我をしなかったかと甲羅をなでてあやまったのですが彼女はとっとことテレビの横に行ってしまいお尻を向けていました。
母「あれは怒ってるの」と父に言いました。あなたはすっぽんですかーー。