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黒田日銀総裁が「低成長でも2%物価水準の達成は可能」と発言

2014-07-05 | 情報リテラシー

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
 
 「黒田日銀総裁が『低成長でも2%物価水準の達成は可能』と発言」です。


⇒その理由は……:

 ─「隠されたアジェンダ」という言葉があります。
  表向きの動きとは異なる、本当の目的があるという場合を指します。

 ─金融マーケットにおいて必要なのはこれを読み解く力です。
  無論、当事者たちは一切「そのようなもの」として発言はしません。

 ─しかし現実は当初期待されたこととは違う方向へと動くのです。
  いや「動かされる」というのが正しいかもしれません。

 ─その時に普通の人たちは気付くのです。
  「何かがおかしい」と。

 ─もっとも先回りして「隠されたアジェンダ」を考えていた人は違います。
  確証を得ることは困難であっても備えておくから、その時に動ける
  のです。

黒田東彦・日銀総裁が経済成長率とインフレ誘導の関係について
発言しました。
一見するともっともらしい発言ではあります。

しかし「低成長」ということであれば一体何のために物価水準を
引き上げるのだろうかという根源的な問いには答えていません。
これがカギです。

すなわち「物価水準の引き上げ」の本当の目的は何かという点です。
経済成長を伴わなければ単なる資産バブルで終わってしまいます。

その結果、一体何を政府・日銀は目標としているのか?
そこで利益を得、不利益を蒙るのは一体誰なのか?

・・・先回りして考える力が必要です。
そしてこれこそが「情報リテラシー」の真髄なのです。

 

(メールマガジン 2014年6月24日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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