民主党岡田克也代表代行は24日、来年1月18日投開票の代表選に立候補する方針を決めた。25日午後、記者会見する。細野豪志元幹事長がすでに立候補を表明しており、代表選は事実上、この2人を軸にした戦いとなりそうだ。安倍政権に対する政策の対立軸を鮮明に打ち出せるかが焦点になる。

 岡田氏は24日、国会内で武正公一・元財務副大臣らから立候補要請を受け、「しっかりと受け止め、自分なりに考えたい」と述べた。中堅議員には「自民党とどう対抗するのか、民主党の立ち位置を打ち立てたい」と語り、党の再建を目指す考えを示した。

 岡田氏は代表選を意識し、党内向けのメッセージも出した。衆院選で野党候補の一本化を進めた岡田氏に対して、党内から「強引だった」などと不満が出ている。そうしたことを意識して24日の代表代行としての記者会見では「維新の党とバッティングしたら、小選挙区での勝利はさらに減ったことは間違いない」と語り、成果だと位置づけた。