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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

我が国において集団的自衛権に関する与党合意が今国会で困難に

2014-06-08 | 憲法・国防・軍事

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「我が国において集団的自衛権に関する与党合意が今国会で困難に」です。


⇒その理由は……:

 ─「その時」が到来するか否かは未来の出来事であり、不確定です。
  そのため、それに向けて意思決定することはたいていなされません。

 ─なぜならば私たちの思考の枠組みがそれを拒否するからです。
  想定外があることすら不快に感じるからです。

 ─大切なことは「その時」が到来したらばどうなるかを知ることです。
  たいていの場合、あわてふためきます。

 ─そして特段の議論・思考もなく行動してしまうのです。
  その結果、大変な禍根を残す決定を往々にして下すのが人間です。

我が国において「集団的自衛権」の議論が一段落する見通しとなりました。
与党内での合意が困難になったからです。

しかしこれで終わりでは決してありません。
そもそもなぜ今、降って湧いたような議論になっているかがカギなのです。

仮に「有事」となったらばどうなるのかを考える必要があります。
そうなった時、冷静な議論が行われるはずもないのです。

当然のように集団的自衛権は容認という流れになるはずです。
「想定外」が「事実」となった時、人は判断能力を失うからです。

その意味で当面はリスクの炸裂はないとも考えられます。
もっともそれで「終わり」ではないことも警戒すべきなのです。

大切なのは思考の枠組みを超える柔軟性を持つことです。
そうすることの出来る者だけが・・・次の時代に向かうことが出来ます。

 

(メールマガジン 2014年5月28日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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