日暮らし通信


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彼岸花 と 柿の実

2015年09月25日 14時49分31秒 | 日暮らし通信
日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

色付き始めた柿の実

空堀川沿いにて
(撮影: H270923)



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 「お彼岸」 も明日で明けるが、この期間を利用して物事の区切りとか、新しい事の出発点にしている人もいるかもしれない

だがそれは人間の世界だけではなく、自然界でも同じように変化が起こることを最近実感している

その一つは 「彼岸花」 のことである

9月になるとあっと言う間に地上に顔を出したかと思うと、どんどん茎が延びて (一説では日に10センチも延びるとか?) 真赤な花弁を開く。そして咲く日の標準はやはり 「お彼岸の中日」 に満開になることのようだ

そして 「彼岸明け」 の頃はもう花も終わって翌年また花を咲かせる準備に入るのだろうが、この花の規則性はいつ見ても正確であるが、場所によっては多少開花期のずれがあることだろう

二つ目は妻が好きな柿の実のことである

散歩する度に川沿いにある農家の畑に植えてあるたくさんの柿の木を見る。そこには何回かの自然摘果を経て、最近はしっかりと大きくなった実が多数成っている

それまでは葉と似たような実の色だったが、それはあたかも保護色のようなので実の存在を隠しているようでもあった

その実たちがお彼岸入り後、俄かに色付くようになり、徐々に黄色さを増すようになった

それは熟して間もなく収穫される運命を感じながら、自ら精一杯に化粧直しをする自然界での成り合いをスローモーションで見るような変化でもある

この辺りでは 「彼岸花」 も 「柿の実」 もお彼岸を境に変化する。それは自然界の当たり前の出来事だと言ってしまえばそれまでだが、私には両者共正確な自然の胎内時計を持っているに違いないと思いながら、いつもこの時期になるとその不思議さに感動してしまう