日暮らし通信


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コロの物語

2015年06月21日 16時25分30秒 | 日暮らし通信
日暮らし通信

■□ 写真タイトルと撮影場所 □■

名前はコロです

自宅DKにて
(H270621 撮影)






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今日は 「父の日」 だが、いつの頃からこのような日に世間が動かされているのであろうか?

私ももう父では無くいわば 「おじいさん」 になっているので子供たちには 「もう贈り物など要らないよ」 と言っている

だがどうしても私に贈り物を考えているのなら 「私には何も要らないから、その分妻の下着でも買って来て」 と、お願いをしている

午後になると早速娘夫婦がやって来て私に贈り物を持ってきたが、好意に甘えて貰うことにした

さて、娘が何やら動物を入れた籠 (ペットキャリー・バスケットと言うのか?) を持ってきたが、そのバスケットの中に居たのは猫の ”コロ” だった

娘に言わせるとこのコロにはそれなりの物語があるそうだ

建築技術関係の仕事をしている旦那のKさんが現場で産まれたばかりの仔猫を見つけた

現場で仔猫が産まれるのは珍しいことではないが、通常は何らかの方法で処理してしまうそうだ

ところがここからコロの人生 (猫生) が始まる

Kさんはその猫を可哀想だと思ったのだろう、帰りに連れて帰ることを決めた

だが電車で帰るのは問題がありそうなので、現場からタクシーで仔猫を連れて帰った

そのタクシー代も1万円も払ったそうだからその月の小遣いは少し窮屈になったことだろう

それからは娘夫婦によってその仔猫を育てる苦労が始まったそうだが、コロにとっては有難い娘夫婦との出逢いであった

人間の一生もある人との出逢いによって大きく変わることもあるが、この猫のコロは処分されてしまうのを救ってくれた恩人との出逢いで大きくその生き方が変わったはずだ

たかが一匹の猫だと言ってしまえばそれまでだが、仔猫を救ったKさんの行動は誰にでも出来る行為ではなかった

バスケット内のコロを撮ったが、いいポーズをして貰えなかった

それもそうだろう、始めて逢った変なおじさんがカメラを構えている姿は動物本能からすれば ”要注意、要警戒” で身構えるしかないだろう

右の写真はシャッターを押す前にコロが敏感に反応して画面が流れてしまった

私が 「コロを連れて空堀川沿いでも散歩しようか?」 と提案したのだが、娘に簡単に 「ダメ」 と拒否されてしまった

 「コロの物語」 はこれからもずうっ~と続くことだろう