今日は 「愛車のピノ」 を 「法定12ヶ月点検」 に出した
毎月走る距離も少ないので、今の自動車のレベルから考えると1年くらいでの調子は何ら問題無いのだが、走らなくても機械物は消耗する
部品もあるので、私は法定点検だけはパスしないようにしている
因みにこの愛車はもう6年、今日点検に出す時の走行距離は13,610kmでした
ところでこのような点検をすると、車の調子が上がったようにもなるが、実はそうでも無く、点検後の車は ”要注意” であると私は認識している
それは所謂 「ヒューマンエラー」 による整備ミスが意外とあるものです
四輪自動車に乗るようになってからもう49年が過ぎたが、点検後に思わぬ事が起きたのを何回も経験している
一番怖かったのはやはり法定点検後の翌日、関越自動車道を走行中に異常発生、路肩に停めてボンネットを開けてみると、何と点火栓が一本抜けて外れていたが、愛車 「パジェロ」 は六気筒エンジンなのに、五気筒になっていたのだ
明らかに整備ミスで、点火栓を取り外して点検したが、一本だけ正規のトルクで締めなかったことが原因で、走行中に徐々に揺るんで外れてしまったのだ
次はスカイライン2000GTに乗っていた時のことだった
点検でオイル交換した。翌日、エンジン下の地面を見ると、何やらオイルらしきものが垂れていた
慌てて近くのガソリンスタンドへ行ってジャッキアップを頼んで点検すると、オイルドレインポートのプラグが緩んでいた
これも整備士のミスだったが、そのまま走っていたら、いつかプラグが完全に外れてオイルロスになるところだった
それと意外に起こるのがエンジン室に工具を忘れることで、三回ほどあった
走ると振動でその工具が落ちるが、不思議なことに走行中に工具が路上に落ちると微妙な音でも私はすぐに気付いて、車を停めた
その落ちた時の工具は三本とも今でも私の工具箱の中に残っている
その他、エンジン室にウエス (ボロ布) や手袋を忘れることも何回かあった
以上の事実からしても点検後は ”要注意” の意味が判っていただけたでしょうか?
海上保安庁が南極の越冬用にヘリコプターを持っていくが、そのヘリは新品では無く、半年ほど使い慣れたヘリを持っていくそうですが、新品や点検後の機械類はまだ信用が置けない存在なのです
さて、今日の点検後、我が 「愛車ピノ」 は大丈夫であろうか?
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