日暮らし通信


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コスモス咲く

2015年06月02日 14時39分09秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

コスモス一輪

ある路肩にて



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今日もまた妻と歩いて家を出て近くのスーパーへ買い物に向ったが、(あたか)も ”夫婦亀(めおとがめ)” のようにゆっくりと歩いて約10分ほどは歩き続ける

この間、民家が多く立ち並ぶ狭い道路が続くが、意外といろいろな花が咲いているので、妻は時々立ち止まって見ることもある

この辺りは広大な土地持ちの農家が何軒もあるが、どの家でも若い人が農作業をしているのを見たことがない

農業が機械化されたと言っても人的労働力が低下しているのは現実で、そのため無耕作の農地ばかりが目について、作物の植え付けが無い空間が続いている

たまには農作業をしている人もいるが、それは皆高齢者ばかりなのを見ると 「日本の将来の農業」 はどうなるのであろうか? と不安になってしまう

本来日本は 「農業国」 のはず、いつからこのような変化が起きてしまったのであろうか?

そんな想いを脳裏に浮かべながら歩いていたら妻が立ち止まって ”もうコスモスが咲いているよ” と指差す先にはコスモスが咲いていた

 ”もうコスモスが咲く時期だっけ?” と、私もその花を眺めた

その広い休耕地の北外れにポツリと一本のコスモスが風に揺れながら固い蕾を従えて一輪咲いていた

コスモスは私にとっては不思議な花だ

この花を見ると ”武骨で不粋な私” でも、ふと安らぎの時を得て一瞬穏やかになったような気持ちなる

そんな気持ちでシャッターを押すから、コスモスの花を撮っても失敗することは少ない

それは ”写真は撮る人の心が写る” と、先輩から教えられた教訓に繋がっているのであろうか?

たった一輪でも活き活きとしたコスモスの花を見ていると、人間なんて何と小さな存在だろうか? と、また変な空想に捕われてしまった

 ”花一輪にも心あり” コスモスは私にとってはやはり不思議な花である