「ツユクサ (露草)」 の花を撮りたくて川沿いを探してみたが
私が歩くのは家を出て野塩橋と南秋津橋の間を循環する短い距離だ
見つかるまで、昨夜調べたツユクサのことを想い出してみよう
ツユクサはツユクサ科ツユクサ属の一年生植物
しかし路傍などで可憐に咲いているのに ”雑草” 扱いだ
古くから日本人に親しまれていた花の一つで 「万葉集」 などでは
「つきくさ (月草)」 と呼ばれていた
和歌では秋の花として詠まれ、俳諧では秋の季語とされているそうです
やっと二か所で咲いているのを見つけた
ツユクサはいつも独りで咲いている
見れば見るほど小輪の花姿だ
花弁は3枚あり、上部の2枚は特徴的で青く大きいが
下部の1枚は白くて小さいから目立たず判りづらい
雌しべが1本、雄しべが6本で成り立っている
かなり近づいて見ないとこの花の可憐さは判らない
レンズフード、アダプターを取り外して超アップにしようと試みたが
このような写真しか撮れなかった
『万葉集』 から作者不詳の歌を一首
月草に 衣は摺
写真説明: ツユクサは可憐なり
撮影場所: 空堀川沿いにて (H260828 撮影)