日暮らし通信


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「認知機能検査」 合格

2014年08月07日 21時36分34秒 | 日暮らし通信
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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

教習所内の風景

コヤマドライビングスクール



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12月の誕生日が来ると運転免許証の更新だが、70歳を超えると変な制度のお陰で 「高齢者講習会」 なる余計な勉強が必要になったので、今度は二回目の講習会の受講が必要となった

7月11日に東京都公安委員会から 「免許証更新のための検査と講習のお知らせ」 の葉書が郵送されてきたが、そこには 「混み合いますので、早めにお申し込みください」 との注記もあった

葉書には東京都内に47箇所ある教習所の予約状況が棒グラフで示されていたが、11月半ばまで予約済みとの教習所もあるのは高齢化が進んでいる証拠だろう

私は何で講習会が必要なのかは未だに理解出来ないのだが、高齢者の事故が多いからであろうか?
歳を取るのもいいのだが、それにつれて面倒な事もまた多くなるものだ

今日はその講習会に行ってきた
私の場合は75歳以上の人に適用される 「講習予備検査 (認知機能検査)」 と 「高齢者講習」 の両方を受けなければならない

この講習には合否の判定が無いが、あまり点数が悪いと少し面倒なことにもなりそうだ

私が少し心配したのが 「認知機能検査」 で、三つほど検査がある

最初は簡単な年月日と時間の質問、これはまず簡単なので間違う人もいないだろう

二つ目は気になる検査だ

最初はスタッフがイラストを書いた四枚の紙を白板に貼って短い説明をする

どんなイラスト? 最初は戦車、太鼓、レモン、ステレオの四枚であった

次に三回同じように四枚ずつのイラストが紹介されるので、都合16枚のイラストを見たことになる

実はこの時、受講者がどれだけこのイラストを自分の脳内にインプットしたかを試される

さて解答用紙には16欄あって 「先ほど見たイラストを書きなさい」 と記憶を整理することを要求される

これは難しい? いくら思いなおしてもイラストの名が浮かんでこない。私も全て書くことができなかった

この検査は続きがある

次の回答用紙には同じように16欄あって、その欄の始めにはイラストのヒントが書いてある

例えば最初のイラストのヒントであろうか? 武器は? 楽器は? 果物は? 電気製品は? と記憶を呼び出すヒントがあるが、16個みな違うヒントが記載されている

 「これだけ助けているのにまだ判らないか?」 と、責められているようだが私は二つ判らなかった
この検査は 「手がかり再生」 と公称されている

三つ目は 「時計描画」 と呼ばれる検査

これはまず白紙の回答用紙に自分なりに任意の時計を書く

スタッフが 「11時10分」 を記しなさい、と問題を出す
おそらくは針を書けばいいのだろうと、私は短針と長針を書いた

このブログもまた長くなってしまったが、少しご容赦ください

私が最も心配したこの 「認知機能検査」 は自分でも納得できないような高得点で安心した

でもこんな検査が高齢者の運転に何故必要なのでしょうか?

その他の検査のことは省きますが、高齢者に対する対策が先走っているように思える

確かに高齢者は全ての面で知能的、本能的、そして体力的に劣っているが、その衰えをやり玉に上げて意味の無い 「高齢者講習会」 に対策を結びつけるのはどうなのであろうか?

講習受講の証しとして東京都公安委員会公印捺印の 「高齢者講習終了証明書」 をいただいた

これで私の免許証も三年間更新できそうだが、今日の出費は6,000円
講習の内容からすると ”少し高い” と文句を言いたくもなる