ブログ、巨人軍。

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代走・工藤、原監督のメッセージ。

2010-07-12 01:26:32 | 2010年シーズン
ドラゴンズに3タテを喫したジャイアンツ。
今日の敗戦で11試合連続2ケタ被安打の球団ワースト記録を更新し、今シーズン初の4連敗となった。
原監督の言葉を借りれば「こういうときもある」だろう。

記録を打ち立てた投手陣の崩壊云々はさておき、今季の投手力の弱さは戦前から予測がついていたこと。
安定感のある打線が下降すれば厳しい戦いになるのは当然のことだ。

復帰後、一試合で4安打した4日のタイガース戦以降、あまり安打の出ていない松本に引っ張られるように打率を下げている坂本。どうにか責任を果たしている3,4番だが、ラミレスはやはり今季ムラがある。阿部は5番という打順の重責を考えればこれ以上ない活躍で、彼の存在なしに今の順位は有り得ないだろう。

今季、脇谷は原監督も認めるようにいい働きをしている。長野は今後、今の成績以上の活躍を予感させる、そんな野球センスを随所に見せる。手術明けと言う意味ではヨシノブもまだまだこれからだろう。なかなか戻らない亀井はやはり誤算だろうか。

このところ見ていてやや心配になるのは谷である。
代打の出場が多いとはいえ、昨年までの勝負強さが今季はない。
打席の中でなかなかバットが出なかったり、昨年は捕らえていただろうボールを空振りしたり、やや顔つきに精細がない。ヤワラさんの出馬とかもあって疲れているのか。わからないが。

と、打線のことを書き連ねてみたが、1、2番がしっかり機能し始めれば打線は問題なしと楽観視する執筆人。意外と坂本の上がり下がりがチームの上がり下がりに影響している。

ここにきて投手陣のもろさが露呈し始め、久保を筆頭にどうにか踏ん張っていた中継ぎ陣にも疲れが出てきた。点数を取られることは覚悟の上、余り点差を離されない展開でゲームを進めて行きたい。
やはり一発が期待出来るチームだから、点差さえ離れていなければ後半で追いつき追い越しの展開は大いに期待が持てる。

今日の試合。
八回の表、ツーアウト1、2塁、長野の打席の場面。
この回、ストレートがなかなか入らない浅尾。スピードもいつもほどでない印象だった。
ラミレス、阿部がストレートを捉えてバッターは長野。追い込まれながらも浅尾のフォークをよく見切ってツースリーまでもっていった。長野のバットは浅尾のフォークが見えているように感じた。
と、ここで原監督がベンチから出て、このタイミングで1塁の阿部に代え、代走に工藤を送った。2塁のラミレスではなく1塁の阿部に代走。2塁のラミレスが還れば1点差、1塁ランナー生還で同点の場面。シングルヒットではラミレスの足を考えればホームまでは難しい。かといってこの状況にきて長野に大きいヒットを期待するのはやや酷な感じもする。なにせツーアウト、ツースリーである。

この代走について、そのタイミングを勝手に意図したい。
この長野の打席では、とにかくラミレスのホームインではなく、ラミレスをサードへ進め、工藤をセカンドへ送る。長野ファーストで満塁。次の打者は打撃が上向いているエドガー。
ヒットが出れば工藤の足ならセカンドから一気にホームインもある。
さらにツーアウトであることを考えれば、ツースリーだから次の投球でランナーは自動的にスタートを切る。長野の打球が外野の間を抜けてくれれば工藤の生還で同点。
浅尾のストレートはハシリが今ひとつ。長野の打席でフォークを連投、ツースリーまでは見切っている長野、大きいのを打たれたくないバッテリーはストレートよりフォークを選択する可能性が高い。ここまでフォークは長野が完全に見切るほど大きく外れている。ここで代走、原監督のタイミング。
ツースリーで長野、最後も見切れるか。

しかし長野は大きく外れたフォークボールに空振りの三振。

たった1球の数秒間だったが、なかなかスリリングなシーンだった。
このタイミング、この交代、原監督からバッター長野への無言のメッセージ、どうだろう。




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